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やっと会えた!幻の青いケシ!

梅雨の時期6月に咲く青いケシは、神秘的ヒマラヤンブルー。レンゲツツジの咲く霧ヶ峰高原にある霧ヶ峰学園で咲く青いケシを、育ての親の許可を得て公開。首都園から日帰り出来る好条件の場所だ。

執筆者:森 俊二

目次 やっと会えた幻の青いケシ ・・・・・・・・・・・・1page ヒマラヤのケシの花(紹介)
  • ヒマラヤのケシの花の色と種類
  • 青い花は自然界には数が少ない不思議な色
  • 南信州大鹿村大池高原(標高1500m)のヒマラヤのケシ
  • 3株しか無いけど麦草峠野草園(標高)でも見られる
霧ヶ峰学園の青いケシ ・・・・・・・・・・・・・・2page
  • 育ての親「竹内氏」のご苦労の賜物
  • 花の咲く時期と場所は:霧ヶ峰高原
ロックガーデンは珍し山野草もある(写真集) ・・・別ウィンドウで開く
霧ヶ峰学園に寄贈した額。書は石坂萠山氏。花の写真は、01年6月撮影
霧ヶ峰学園のロックガーデンに咲く青いケシ

やっと会えた幻の青いケシ

初めて美しいものを見ると感動する。
しかも花は、安らぎを与えてくれる。

青いケシの花の美しさは、そんな花の一つだ!
ヒマラヤの空の色を移したかのような神秘的なヒマヤンブルー!
この世にこんな花があるなんて驚きだった。

そんな感動体験をすると、人にも見せてあげたい!
早速花好きの友人石坂夫妻にこの話をした処、ご夫妻も是非みたいという事で ご一緒にお連れさせて頂いた。 右の写真は、その出会いの思いを書道家である奥さんが書かれたパネルである。

ヒマラヤのケシの花(紹介)

ヒマラヤのケシの花の色と種類
ヒマラヤの青いケシ、メコノプスシスは、ヒマラヤ山脈を中心に標高3000m以上の高山地帯に生える50種類からなるケシ科の花。その多くは青い花らしいが、中には赤や黄の花もあって、「幻の青いケシ」となると「メコノプシス・ホリデュラ」というらしい。

青い花は自然界には数が少ない不思議な色
自然界に咲く花の色は、赤・白・黄・紫・青と千差万別であるが、青は数が少ない。 紅葉を彩る主要色素はシアニジンといい普通赤い色に発色するが、 ヒマラヤの青いケシは赤でなく青い色に発色するから 自然の造形は、奥が深く不思議な世界だ。

発色の原理は、ヤグルマギクなどの色素のシアニジンが土中のマグネシウムや鉄などの金属と結びついて発色するのと同じだそうだ。

南信州大鹿村大池高原:種類も株数も多い
この珍しい花は、今では日本でも見られるようなり、信州・長野県では標高1500mの大鹿村の大池高原にある中村農園で公開された。 ここは株数も多く、最近では黄や紫の色も栽培していて、ガイド記事でも紹介しているので、 あこがれ(憧れ)をつのらせた思いのたけは充分伝わっていると思うが、どうだろうか?

実は、大鹿村に行く前にも 野外で咲く青いケシを見に行った事があるのだか、 場所は紹介しなかった。

数は少ないけど麦草峠野草園でも見られる
西暦2000年の夏、 長野県茅野市にある北八ヶ岳自然休養林 麦草峠野生園 (2,127m) で 散策していると 青いケシの表示があった。そこにはまさにケシの特徴ある葉が茂っていた。

早速、案内所の麦草ヒュッテ(0266-67-2990)の管理人に聞くと、 花は6月下旬~7月上旬でもう終わった後、 3株ほどあり一番花~三番花とある期間見られるとのお話だった。 そして個人で栽培に成功された、霧ヶ峰学園の竹内氏を紹介して頂いた。
本当は誰にも言わないでそっとしておきたい花。 でも見て欲しい花なので 友達付き合いをさせて頂いてる近所の仲間と 一緒に訪れる秘密の場所だった。

しかし地元紙の「信濃毎日新聞」が掲載(2004年6月26日)し、毎年見頃時期になると連日観光客や写真愛好家が見に訪れるようになっているので、 この度は竹内氏から許可を頂きシークレットを外し紹介することにした。

続いて次ページで 「霧ヶ峰学園の青いケシ」を紹介 >>

・制作:07/06/04
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