美しい風景に出会うと何時までも記憶に残り、また行ってみたくなる。幼い時ならなおさら強く思い出に残っている。そんな経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

右の写真は、塩尻峠から諏訪湖越しに見える富士山の朝焼けの冬風景です。

懇意にして頂いている岡谷市の自由人さんにお願いして撮りに行って頂きました。今は塩嶺と呼ばれている塩尻峠からの風景写真です。

私の場合は夕方でしたが、小学生の時遠足で国道20号線にある塩尻峠の展望台から眺めた、今でも鮮明な思い出として残っているイメージと一緒です。

諏訪湖から富士山が見えるって知っていますか。湖畔にあるハーモ美術館の前や高島城址にある天守閣からも見えるのですが、諏訪湖を取り巻く山々の一ヶ所、 山が括れている処にお鉢を被せたような富士山が見えるのです。諏訪には度々行っているのですが、晴れても霞がかかっていたして、なかなかお目にかかれません。

塩尻峠(1055m)は、分水嶺で、戦国時代の天文17年(1548)7月19日、信濃松本の小笠原長時の軍勢が、甲斐の武田信玄と合戦し敗退した古戦場として知られているところです。

江戸時代には中山道の下諏訪宿と塩尻宿の間にある峠として、急な坂道を上ってきた旅人の目を楽しませた処でした。安藤広重に依って描かれた富士三十六景の一つとして描かれているほどの名所です。

幕末、皇女和宮が将軍家茂に降嫁した折りは、中山道を通り、ここにも寄られ、明治天皇や昭和天皇もこの風光明媚な景観を楽しまれた事から、この一帯は塩嶺御野立公園と呼ばれています。

実際ここにある展望台からは、富士山(3776m)のほかに、八ヶ岳連峰や南アルプス、北アルプスも望む事が出来、日本で二番目の高さを持つ北岳(3192m)と三番目の奥穂高岳(3190m)も見られますから、天気が良く空気が澄んでいる雨上がりに行けば最高です。

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・制作:04/05/06・更新:07/04/30