蕎麦献納祭とは
戸隠の「新そば」の収穫を祝い、同時にその感謝の気持ちを、戸隠の神様に献納する神事です。 いわば神様に向けての行事でした。勿論今年も神事が行われますが、 しかし昨年から、新そばを収穫した感謝の気持ちを、祭り当日集まった人がたと共に「祝い、食べ、遊ぶ」企画が加わりました。
戸隠「蕎麦献納祭」の様子:戸隠観光協会提供 |
蕎麦献納祭の行事
◎ 10月31日(火)・特別企画:戸隠古典芸能の夕べ(戸隠狂言):中社社殿有料:前売券/2,500円・当日券/3,000円
◎ 11月01日(水)・蕎麦献納祭:中社(ちゅうしゃ)鳥居前広場
●そば献納神事
◎ 伝統の手打ち蕎麦披露
そば組合加盟のそばやの店主25名一同が、 白装束に身を包み、 戸隠神社中社の鳥居前の広場に、勢揃いします。 厳かな雰囲気が漂う中、日頃鍛えあげた技を「神様に感謝の気持ちをこめて」披露します。◎ そば奉納
勿論そば粉は、地元産の新そば。観客の見守る中、挽き立てのそば粉を、捏ね・伸し・切るところ一部始終が見られる儀式が執り行われます。
打ちあがったそばは、右の写真にあるように、先頭に「奉納 戸隠手打ちそば」の看板をたてた列が仕立てられ、しずしずと前の石段を上り、戸隠神社中社の本殿に運ばれ、戸隠の神々に献上されます。(因みに戸隠神社中社の祭神は、天八意思兼命:天の岩屋の岩戸を開くきっかけを作ったという神)神事はこれまで。後は、新そばを皆が味わい、遊ぶ祭りが一日続きます。
●手打ちそば一気打ち
◎ 壮観!戸隠の職人の技が揃い踏み
神事を終えたそば屋の店主一同が、お揃いのはっぴ(法被)に着替え、
挽き立ての新そば粉を使い、職人の手打ち行程の全ての妙技が披露されます。
戸隠のそばは独特の「ぼっち盛り」です。
◎ 新そば振る舞い
秋の香り高い新そばを、無料で食べられます
但し200名様までの限定食
●石臼碾(いしうすびき)体験・そばがき体験
今でもそばを打つ農家やそばやにおいてある石臼。普通の方は滅多に使えないので、この機会の体験してみたら。そばがきコーナーも設けられているので、そばがき体験もし、挽き立ての香り高い、しかも素朴な昔ながらの味を楽しんでみるのも良いかも?
新趣向!そば玉が登場!
そば玉:戸隠観光協会提供 |
絞りたての新酒が出来たとき、蔵元の軒先の吊す緑色の杉玉の、 いわばそば版の事です。
こちらは玉でなく、形は鼓(つづみ)。 新そばに因み、名付けて「そば玉」といいます。
「新そばの打ち立てが食べられますよ」 を表すため、そばやなどの軒先に吊されます。
材料は、地元特産の「根曲り竹」。
昨年から登場しました。
新そば粉を使ったそばや・宿・工場の軒先に吊されます。
●アクセスガイド
◎ 車利用の場合:長野道長野ICを降り、浅川ループライン・バードライン経由で38km60分
◎ 鉄道・バス利用の場合:JR長野駅から川中島バス戸隠キャンプ場行で60分
◎ Yahoo!地図情報 - 長野市戸隠の周辺地図
次は、続編で「戸隠そばの魅力と戸隠のそばやBest5」を紹介 >>
《関連サイト》:
・戸隠観光協会
・戸隠神社
・ガイド記事:そばは信州!戸隠そば!:美味しいそばの代名詞「霧下そば」と戸隠そばの由来を解説
・平成18年版:06/10/11・更新・06/10/17