現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施している「年金生活に関するアンケート」から、2026年4月16日に回答があった長野県在住68歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

回答者本人:68歳女性
同居家族構成:本人、夫(76歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:長野県
リタイア前の職業:教育関係
リタイア前の年収:700万円
現在の預貯金:1500万円、リスク資産:0円
これまでの年金加入期間:不明
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):15万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
そのほか(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金17万5000円、給与収入50万円(年額)
「借金の保証人で老後資金数千万円を失った」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。
その理由として過去を振り返り、「10年前、私たちが保証人になっていた方が身寄りのないまま亡くなり、老後のために貯めていた数千万円を(借金の)肩代わりすることになった。地獄を味わったが、当時66歳でデザイナーをしていた夫にはまだ仕事の依頼があり、また息子も独立していたため、夫婦で立て直しに専念できた。そのため年金額には満足している」と語ります。
ひと月の支出は「約20万円」。夫婦の年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「年金生活では事前に年額固定費を準備している」
年金で足りない支出については「冷蔵庫やエアコン購入等の際に、貯金から引き出している。事前に年額固定費を計算し準備している」という投稿者。
現在も「依頼があるときに夫がデザイナーの仕事をしている」そうで、年金以外に「年額50万円から70万円位」の収入があると言います。
年金生活においては「食事は手作りにしている」など節約を心掛けているそうですが、「余りやみくもに切り詰めすぎると精神的に悪いので、先に預金し、残った額からの支出を書き出し、赤字にならぬ様に夫婦共有の認識を持って生活している」と工夫をしているとのこと。
「第3号被保険者制度に助けられてきた家庭は少なくないはず」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「息子が6年制大学の生活のため上京していた頃、1人息子だったので仕送りにお金を使い過ぎてしまったことを悔いている。しかし、その後息子が結婚し、収入もよいのでまあよかったのかと思っている」と回答。
また社会保険制度については思うところがあるようで、「第3号被保険者に対する不公平感が問題になっているが、そのおかげで支えられてきた家庭も少なくなく、なくさないでほしい。また、高齢世代の介護保険、医療保険料が多いので、減額検討をお願いしたい」と考えを述べます。
一方で、今の生活の楽しみは、「主人と買い物に行き、アイスクリームやコーヒーを買うこと。時々物産展に出掛けたり、孫にお小遣いをあげること」だと語られていました。
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