
楽天ラクマと越境ECサイト「FROM JAPAN」が、「楽天ラクマにおける越境取引データをもとにした取引数が多いファッションブランドランキング」を発表しました。ルイ・ヴィトンやエルメス、グッチといった高級ブランドが並ぶ中で、今回特に注目したいのは「ユニクロ」です。ユニクロは日本では手頃な価格で親しまれているブランドですが、アメリカや台湾での越境取引ランキングでトップ5入りを果たしました。その理由について、楽天ラクマとFROM JAPANの担当者に話を聞いてみます。
「越境取引」とは?
はじめに、楽天ラクマでの「越境取引」について説明します。越境取引とは、海外に住んでいる人が購買代行サービスを利用して、楽天ラクマに出品されている商品を購入することを指します。購買代行サービスが代わりに購入の手続きをしますが、出品者は普段通り商品を発送するだけで、特別な対応は必要ありません。FROM JAPANもこうした購買代行サービスの1つで、英語や中国語など10言語に対応し、取引対象は196カ国・地域に広がっています。
アメリカで人気な「ユニクロ商品」は?

越境取引のランキング結果を見ると、アメリカではルイ・ヴィトンやグッチ、シャネルといった高級ブランドが人気ですが、ユニクロもなんと5位にランクインしています。日本同様、海外でもユニクロは品質の良さで高く評価されているようです。「いいものを手ごろな価格で買える」というイメージが、グローバルでのユニクロの評価につながっているのでしょう。

実際にどのようなユニクロ商品が人気になっているのでしょうか。例えば、アーティストのKAWSとコラボレーションしたTシャツが挙げられます。KAWSの代表的キャラクター「COMPANION」をあしらったコレクションは、KAWS本人がデザインや素材にこだわって何度も試作を重ねて作ったもので、海外でも販売されています。しかし、KAWSの人気が高いため、公式販売が終了した後も手に入れたいという人が少なくないのでしょう。
取引価格は主に2000円~4000円程度で、海外で需要があるとはいえ、価格が大幅に高騰することはない一方、取引件数は伸びているとのことです。また、XLなど大きめのサイズが海外では特に人気を集めています。さらに、最近の円安の影響もあり、海外の利用者にとってはお得に感じられるのかもしれません。
台湾で人気な「ユニクロ商品」は?

台湾でもユニクロは取引件数で5位にランクインしています。しかし、アメリカとは人気商品が異なるようです。台湾ではヒートテックやエアリズムのような機能性のある商品が特に人気だといいます。
このように、同じユニクロであっても、求められる商品は国ごとに違うことが分かります。アメリカではストリートファッション風のカジュアルさやデザイン性が重視される一方、台湾では日常使いのための機能性が支持されています。他の国ではユニクロはトップ5に入っていませんが、今後も世界的なブランドとして取引がさらに拡大していく可能性があります。
国内ユーザーに人気な「ユニクロアイテム」は?
越境取引でも注目されているユニクロですが、楽天ラクマ全体(国内限定)の取引動向にも特徴があります。

男性では、20代から60代まで、半袖やノースリーブのTシャツやカットソーが多く取引されています。人気キャラクターとのコラボTシャツや着心地のいいTシャツが人気です。一方、女性の20代~40代ではカジュアルパンツが多く、50代以降はニットやセーターの取引が増える傾向があります。ユニクロではカシミヤのニットも販売されており、色違いで購入するケースも見られます。ニットは毛玉ができやすい傾向がありますが、手入れが行き届いていたりダメージが少なかったりする場合は、数年前のモデルでも売れやすいようです。
人気ファッションブランドランキングでも「ユニクロ」が健闘
最後に、楽天ラクマにおける人気ファッションブランドについても紹介します。

楽天ラクマにおける年代×性別別のファッションブランドランキング(国内)によると、10代女性を除く全ての年代でユニクロはランクインしていました。男性の場合50代、60代でトップ、女性では30代以降の年代でトップになっています。
ユニクロは、入手が難しいブランドや新品価格が極端に高いブランドではないものの、使いやすさや品質の高さで選ばれていると考えられます。また、シンプルなデザインが多いため、他の人と同じ洋服になっても気になりにくいという利点もあり、幅広い世代から支持され続けているのでしょう。







