
物価高によって、日々家計のやりくりに頭を悩ませている人は少なくないでしょう。そこに結婚や出産、転職、親の介護などライフステージの変化が重なると、家計への影響はより大きくなります。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「本気で家計を見直した瞬間」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、子どもの進学を機に家計がピンチを迎えた東京都に住む35歳女性のエピソードを紹介します。
「うすうす焦りを感じました」
【回答者プロフィール】
年齢:35歳
家族構成:既婚(子あり)
世帯人数:3人
職業:専業主婦
世帯年収:1000万円
貯蓄額:200万円
【1カ月の主な支出内訳】
住居費:12万円(一軒家)
食費:10万円
交際費:5000円
電気代:2万円
ガス代:5000円
水道代:5000円
通信費:2万円
車の維持費:5000円
毎月の貯蓄に回せている金額:0円
女性は今まさに人生で最もお金の不安を感じている最中だと言います。きっかけは、子どもの小学校入学でした。
「息子が小学生になるのを機に私が仕事を辞め、収入が減ったのに暮らしぶりを特に改めなかったために、夫から『このままでは赤字です』と告げられました」
息子の入学にともなって学習机やランドセルを購入するなど、さまざまな出費が重なりました。「不安とまではいきませんでしたが、うすうす焦りを感じました」と、当時の心境を振り返ります。
「とてもショックでした」
そんな彼女が「本気で家計を見直そう」と決意した決定的な理由は、夫から告げられたある一言でした。
「このままでは貯金がなくなると言われたのもちょっと衝撃でしたが、わが家は旅行がとても好きで、それもできなくなると言われたのがとてもショックでした」
一念発起した女性は、まず食費から見直すことにしました。
「わが家の場合とにかく外食が好きで、そこがかさんでいることはすぐに分かりましたので、極力内食(うちしょく)にしました」
これまでの習慣を変えると、我慢する部分も増えてストレスがたまりそうですが、女性は専業主婦になったことで生まれた時間をポジティブに活用する工夫を始めました。
「家系ラーメンなど凝ったものが食べたくなったら、私が専業主婦になったのをいいことに、頑張って家で作ってみたりしています」
家計の見直しを始めたばかりのため、家計改善の結果が分かってくるのはこれからだそうですが、「今月は外食に行っていないので、結果を見るのが楽しみです」と前向きに語ります。
家計改善は貯金に余裕があるうちに
もしも本気で家計の見直しを決意していなかったらどうなっていたか尋ねると、「貯金が底をついて、必要なものが買いたくても買えないということになっていただろうと思います」と女性は話します。
外食中心の生活から手作りの生活へとシフトしたことで、心境にも変化が生まれました。
「ぜいたくは楽しいですが、家で家族と工夫しながらあれこれ作ってみたりするのも楽しいことに気が付きました。これからはぜいたくもほどほどに暮らしていこうと思います」
最後にお金に不安を抱えている人へのアドバイスをお願いすると、実体験に基づいたメッセージを寄せてくれました。
「アドバイスなどを申せるほどの立場ではございませんが、まだ貯金額に余裕があるうちに生活を改められると、ストレスもためずになんとかしていくことができるかと思います」
<調査概要>
本気で家計を見直した瞬間に関するアンケート
調査方法:インターネットアンケート
調査実施期間:2026年5月27日~28日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:50人、女性:147人、回答しない:2人、その他:1人)
※回答者のコメントは原文をベースに一部整えています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






