長野の観光・旅行/長野の温泉

雲上の秘湯の宿『高峰温泉』で見る天の川!(3ページ目)

小諸市高峰高原にある『高峰温泉』は、標高2,000mのところにある雲上の秘湯の宿。町の灯りが届かないので満天の星空が見えます。天気が悪い時以外毎夜星観察会が開かれ、天の川も見られます。

執筆者:森 俊二

三つある浴場の温泉は皆源泉100%の湯

ランプの湯(男湯);左手が源泉風呂・右手が加温した白濁の湯
宿には「高峰の湯」「四季の湯」「ランプの湯」という3つの浴場があります。前の二つは、宿泊者専用の「展望風呂」で二階にあります。西側に面しているので、夕日が刻々と色が変わりながら山に沈んでいく様を、風呂に浸かりながら見られる、という贅沢な時間が過ごせます。

「ランプの湯」は、一階に男女別の浴槽があって、日帰りでも利用出来るようになっています。

いずれも湯船も二つに仕切ってあります。左側は源泉そのものの湯!右側が適温に加熱された湯になっています。

源泉は炭酸水素塩泉

源泉は、谷底に沸き手作りの配管で汲み上げている「カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉」です。 源泉風呂は無色透明。温度は冷たいけれど気持ちが良い温泉です。しかもこの湯「炭酸成分」が多いので、皮膚の表面にサイダーのような泡がつきます。また飲泉が可能で胃腸病などに効くといいますが、味はおいしくありません。

加温された方の湯は、イオウの臭いがする白濁した温泉らしい温泉。 湯船には2本のパイプで加熱されたお湯と冷たい源泉が注ぎ込み、湯船からあふれた湯が流れ落ちています。

料理は山の幸・川の幸

夕餉の献立の一部
お食事は、お食事処「雲表」で頂きます。西に面して建てられていますので、夕食時には大きな窓から美しい夕日が眺められます。料理は、鯉の旨煮やアライ、岩魚・鮎などの川魚の塩焼き、それに地で採れた季節ものの山菜の天ぷらなど、旬の山の幸の料理が頂け、信州ならではの味が楽しめます。

また、ラベルが「高峰温泉」と貼られた、地元「(株)古屋酒造」醸造の生酒があって、これもなかなかいけて美味しく頂ける、2000mの深山で飲むに相応しい地酒です。

源泉:100%・泉温:26.2・pH=6.6
源泉風呂:加温なし かけ流し◇常時、加温 浴槽内のみ循環
泉質:カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉
効能:浴用:火傷及び創傷・皮膚掻痒症及び角化症・リューマチ性疾患・痛風及び尿酸体質・動脈硬化症・高血圧症 飲用:慢性消化器疾患・慢性肝・胆道疾患、糖尿病・肥満症・痛風及び尿酸体質・慢性尿路疾患・蕁麻疹・便秘
浴室:高嶺の湯(男性用)・四季の湯(女性用)・ランプの湯(男女別各1)
外来入浴:ランプの湯のみ:11:00~14:00・\500

・初版:01/07/13・改版:05/07/22
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