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サンゴにまつわるエコなお話&活動(4ページ目)

今年は国際サンゴ礁年2008。サンゴも木と同様に二酸化炭素を吸収し、酸素を排出するんです。なんとその量は木の6~16倍とか! 今回はサンゴの不思議や植樹活動、そして産卵についてお話します。

古関 千恵子

執筆者:古関 千恵子

ビーチガイド

モルディブのバンヤンツリーでサンゴの産卵

モルディブのバンヤンツリーとアンサナは共同でサンゴを研究
1998年に世界的に広がったサンゴの白化現象。これはサンゴと共生している褐虫藻が水温の上昇やストレスで逃げ出してしまい、サンゴ自体もやがて死んでしまうという現象で、モルディブでもかなりの影響をうけました。

モルディブの北マーレ環礁にある、バンヤンツリー・モルディブ・バビンファルと隣の島のアンサナ・リゾート・イフルでは、「バンヤンツリー・モルディブ海洋研究所」を共同運営し、海洋環境の保護と研究を重ねてきたのですが(私もイフルで水中実験を行っているところを見かけたことがあります)、その成果ともいえる出来事が起きました。2008年3月24日にサンゴの産卵を確認したのです。

生命の神秘を感じるサンゴの産卵。これはバンヤンツリー・モルディブ・バビンファル近くのリーフにて
この2つのリゾートのリーフの周辺で、夜8時~23時の間に9種類、30か所以上のサンゴ礁で生命の神秘ともいえるサンゴの産卵が繰り広げられたのです。これは、このリーフが白化現象から復活した証。このリーフに新たに生まれたサンゴたちが定着し、美しいサンゴの森を作っていくことでしょう。

この海洋研究所には海洋生物学者が常駐していますが、オーストラリアの高名なピーター・ハリソン博士が2008年3月に再び招かれました。モルディブの海の多様性をさらに調査・研究してくれることでしょう。

" target="_blank">アンサナ リゾーツ&スパ ジャパン
日本での問い合わせ先/TEL03-3548-0333
写真提供:アンサナ リゾーツ&スパ ジャパン

ちなみに、日本でサンゴの産卵を見るなら…

沖縄・西表島のコーラルスパーン(その名も“サンゴの産卵”)というダイビングサービスがナイトダイビングでサンゴの産卵を見せてくれます。このダイビングサービスは長年、サンゴの産卵のデータを取り続け、かつては年に1度と言われていたこの現象が、5月~9月の間、満月大潮の4日後から1週間、繰り広げられることを明らかにしたのです。

今年の西表島のサンゴの産卵予報は
5月24~30日
6月22~28日
7月22~28日
8月21~26日
9月20~24日
だそうです。

詳しくは下記へ
コーラルスパーン
TEL09808-5-6814
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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