Q. 「寝過ぎも体に悪い」って本当ですか?
長時間寝るのは健康に悪影響を及ぼすのか
A. 因果関係は不明ですが、「死亡率が約20%高い」という報告もあります
「寝過ぎは体に悪い」というのは、医学的にも根拠のある話です。アメリカで行われた100万人規模の調査では、1日に6.5~7.5時間眠る人の死亡率が最も低く、それより短くても長くても寿命が縮まる傾向が見られました。特に、7.5時間以上眠る人は、7時間前後の人に比べて死亡率が約20%高くなると報告されています。日本の研究でも、男女ともに7時間睡眠の人が最も死亡率が低いという結果が出ています。なぜ長時間睡眠がリスクになるのか、明確な理由はまだ分かっていません。ただし、長く眠る人は隠れた健康問題を抱えている可能性もあるとされています。その場合、「長時間眠るから体に悪い」のではなく、「長く眠らないといけないような問題が体にある」ということです。他に不調や気になる自覚症状がないかを考えてみてください。気になる症状がある場合は、一度病院を受診すると安心です。
また、睡眠時間は長いほど回復するというものでもありません。長時間浅い眠りが続くと睡眠の質が下がり、かえって日中の活動効率や集中力が低下します。休日にだらだらと「寝だめ」をすると、体が重く感じられるのもこのためです。
健康的に過ごすには、自分にとってちょうどよい睡眠時間を知ることが大切です。規則正しく深い睡眠を目指しましょう。
さらに詳しく知りたい方は、「睡眠時間と寿命の意外な関係……「短時間睡眠」も「寝過ぎ」も健康リスクを上げ、短命に?」をあわせてご覧ください。







