5位:『ウィキッド ふたりの魔女』(2025年3月7日公開)
ブロードウェイの大ヒットミュージカルの映画化。東の善い魔女グリンダ(アリアナ・グランデ)が語り始める西の悪い魔女エルファバ(シンシア・エリヴォ)の物語。本作は第1部です(第2部は2026年3月6日公開)。エルファバとグリンダが出会い、友情を育み、オズの国へと向かうまでを描いた本作。華やかな映像、衣装、美術セットなどゴージャスな世界観の中で、エルファバの苦難とグリンダとの友情が素晴らしい楽曲とともに描かれます。映画の魔法に包まれて幸せな時間を過ごせた作品です。
監督:ジョン・M・チュウ
4位:『教皇選挙』(2025年3月20日公開)
新たなローマ法王を決める教皇選挙の内幕をスリリングに描いた物語。ローマ法王の死後、世界各国から集まった枢機卿たちの中から投票で次期ローマ法王を決める教皇選挙。しかし、不正行為やスキャンダルが暴かれ有力候補が姿を消していくなど、まるで政治の世界のような……。
最後に提示された真実は教皇選挙に一石を投じるエピソードかもしれません。映像も役者も素晴らしく完成度が高い!
監督:エドワード・ベルガー
3位:『サブスタンス』(2025年5月16日公開)
主演のデミ・ムーアが美に執着して若い体を手に入れる俳優を怪演! 世界を驚愕(きょうがく)させたボディホラー映画。容姿の衰えに悩む人気女優エリザベス(デミ・ムーア)が、若い体を手に入れる薬を注入したもののルールを破ったために体が崩壊していく……。デミ・ムーアの全身全霊の大熱演に圧倒されっぱなし。若さと美を求め続ける芸能界の闇を斬り、美容整形が一般的になった現代に警鐘を鳴らした作品。
監督:コラリー・ファルジャ
2位:『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』(2025年4月11日公開)
ダウンロード発売&レンタル配信/好評配信中 ©2025 UNIVERSAL STUDIOS AND STUDIOCANAL SAS AND MIRAMAX FILM NY, LLC. All Rights Reserved. 配給:Universal Pictures Home Entertainment
レネー・ゼルウィガー主演のシリーズ第1作目~第3作目までの名シーンが挿入されていたり、思い出深いキャストが登場したり、何よりレネーがブリジットを大切に演じてきたのが伝わってきて涙が止まりませんでした! シリーズの最後を最高の形で締めくくったと思います。傑作!
監督:マイケル・モリス
1位:『ワン・バトル・アフター・アナザー』2025年10月3日公開
元革命家のボブ(レオナルド・ディカプリオ)が誘拐された娘を助けるために、命懸けで救出に向かう物語。シングルファーザーとして娘(チェイス・インフィニティ)を溺愛する父を演じるレオ。かっこいいシーンは皆無なダメ男役ですが、娘を助けるために超必死! その姿がたまらない。
ボブを助けるセンセイ役ベニチオ・デル・トロの頼もしさ、ボブの娘を誘拐するロックジョー役ショーン・ペンの狂気など、脇役に至るまでパンチの効いたキャラクターが勢ぞろい。全編162分、ずっと面白い大傑作です。
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
次点はこちらの5作品です。
『ブルータリスト』:第2次世界大戦下のホロコーストを生き延びてアメリカに渡ったユダヤ人建築家の30年間の物語。アメリカンドリームは甘くないことがよく分かる。見応え十分、圧巻の215分!
監督:ブラディ・コーベット
『ANORA アノーラ』:ストリップダンサーのアノーラがお金持ちとの結婚で幸福をつかもうとする物語。キャラクターがユニーク、かつ格差から生まれる悲哀も感じさせる作品です。
監督:ショーン・ベイカー
『異端者の家』:無神論者のサイコパス(ヒュー・グラント)の家を訪問した二人のシスターの恐怖体験を描く作品。ヒュー・グラントが悪役をネチネチと楽しそうに演じていてよき。
監督:スコット・ベック、ブライアン・ウッズ
『フランケンシュタイン』:フランケンシュタイン(オスカー・アイザック)と彼が生んだ怪物(ジェイコブ・エロルディ)のドラマを濃密に描く。怪物が自分の存在意義を問う姿が胸に迫る。
監督:ギレルモ・デル・トロ
『WEAPONS/ウェポンズ』:クラスの生徒が1人を除いて深夜に脱走。複数人の視点から真実をあぶり出すホラー映画。キーパーソンを演じるエイミー・マディガンの凄み、必見!
監督:ザック・クレッガー











