タイの島といえば、プーケットやサムイがおなじみですが、その先の島々やビーチエリアがここ数年で続々とお目見えしています。
‘99年7月にクラビにバンコクと結ぶ空港が開港し、それをきっかけにクラビに耳目が集中。大型豪華リゾートも登場しました。やがて、クラビを起点としてアクセスする、ランタ島に大人なアジアンリゾートが出現し、女性誌の誌面を賑わせています。その一方、サムイ島の沖・タイ湾に浮かぶダイバーに人気の島・タオ島にはバンガローの建設ラッシュ、なんとコンビニエンス・ストアもできました。
1年訪れていないと、島の様子はだいぶ変わってしまう状況なのです。
タイの島々といえば、何もなくて、肩の力を抜いてのんびりできる存在。映画「ザ・ビーチ」でも描かれていたようなバックパッカーの楽園も多いのですが、施設の充実度や清潔感などで向かない人もいました。それが快適な宿泊施設もお目見えし、ハードルはどんどん低くなってきているようです。バンガローの客室の扉を開けるとマットレスのベッドがドーン、水シャワーしかない、そんな不自由も楽しかったのですが、やはり快適な滞在に越したことはありません。
2回に分けて、にわかに注目を集めているタイの秘島を、いくつかご紹介しましょう。
●チャン島
島随一のロングビーチ、サイカオ・ビーチは白砂がぱふぱふ。ジャングルや滝、マングローブ林と自然の宝庫。周辺のユアック島、ラン島、マーク島も、国立公園だけあって豊かな自然の恵みがいっぱい。
<行き方>
バンコクからトラートへは空路約40分。空港から港まで車で約15分移動し、フェリーに乗り換え約20分。
■アイヤプラ・リゾート&スパ
●ヤオ島
ヤオ島はプーケット周辺ではもっとも大きな島で、底辺10km、高さ12kmの三角形の形をしています。
手付かずの自然がたっぷりと残り、道路も一部は未だ未舗装。あるがままのタイの島を満喫できるはずです。
<行き方>
成田から直行便のあるプーケット、もしくはバンコク乗継ぎのクラビからアプローチ。プーケットからは船で約1時間。クラビからも船で行くことができる。
■コ・ヤオ・アイランド・リゾート