食と健康

Q. 「和菓子は健康的で、洋菓子よりも太らない」って本当ですか?

【管理栄養士が回答】和菓子は洋菓子に比べて脂肪分が少なく、カロリーも控えめです。そのためヘルシーと思われがちですが、「太りにくい」とは言えません。分かりやすく解説します。

平井 千里

平井 千里

管理栄養士 / 実践栄養 ガイド

小田原短期大学食物栄養学科 教授。女子栄養大学栄養科学研究所客員研究員。女子栄養大学大学院 博士課程修了。名古屋女子大学 助手、一宮女子短期大学 専任講師を経て大学院へ進学。肥満と栄養摂取の関連について研究。前職は病院栄養科責任者(栄養相談も実施)。現在は教壇に立つ傍ら、実践に即した栄養情報を発信。

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Q. 「洋菓子より和菓子の方が太らない」って本当?

和菓子なら洋菓子よりも太らない?

和菓子なら洋菓子よりも太らない?

Q. 「ダイエット中ですが、甘いものがやめられません。『洋菓子よりも和菓子の方が太らない』と聞きましたが、本当でしょうか? 和菓子の方が健康にもよさそうなので、おすすめのものがあれば教えてください」

A. 「和菓子は健康的で太りにくい」という考えは誤りです。食べ過ぎに注意を

確かに和菓子は洋菓子よりも脂肪分が少なく、カロリーも控えめです。そのため洋菓子よりもヘルシーだと思われがちですが、「健康的で太りにくい」とは言えません。

バターや生クリームなどをたっぷりと使う洋菓子に比べると、和菓子は脂肪分やカロリーが低めです。カロリーで比較すると、ショートケーキが1個300~400kcalなのに対し、大福は1個150~250kcal程度で、かなりの違いがあります。しかし、この数字だけで「ダイエット中も安心」と判断するのは危険です。

和菓子の主成分は、砂糖や米、小豆などで、ほとんどが「糖質」です。あんこには砂糖が多く加えられており、食べ過ぎると血糖値が急上昇する可能性があります。血糖値の急激な上昇は、脂肪をつきやすくします。糖質中心で栄養バランスも偏っているため、決して健康的とは言えませんし、太りにくいとも言えないのです。

さらに、何となく健康的だというイメージで、「低カロリーだから」「甘過ぎないから」と油断して2~3個食べてしまえば、摂取カロリーも結局、洋菓子と変わらなくなってしまいます。

体重を増やしたくないなら、ポイントになるのは「何を食べるか」以上に、「食べる量」です。たまに少しだけ食べて気分転換をするのはよいと思いますが、和菓子か洋菓子かにかかわらず、食べ過ぎに注意しましょう。

さらに詳しく知りたいかたは、「和菓子は洋菓子よりもヘルシーなのか……低カロリーでも健康に悪影響? 注意すべきポイントとは」をあわせてご覧ください。
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