年明けまで続くスペインのクリスマス
ロマンチックなお散歩コース? |
旧約聖書にて、この東方三賢人は、三博士、三賢王などともいい、キリスト生誕を星によって知り、その星の導きで、イエスの生まれたベツレヘム(エルサレムの南にあるパレスチナの都市)まで祝いのプレゼントをラクダに乗って持ってきた三人の王でもあったと言われています。
私たち日本人にも馴染みの深い12月24日のクリスマスイブは「Noche Buena(ノチェ ブエナ)」と呼ばれ、七面鳥の丸焼きや鯛のオーブン焼きなどクリスマスの豪華な料理に囲まれながら家族でお祝いをします。
スペインのクリスマスのフィナーレは1月6日
最近では日本同様に24日にサンタさんからプレゼントをもらう子供たちも増えてきましたが、スペインでは基本的には主顕節のイブである1月5日にプレゼントをもらうのが主流です。そして、国中が盛り上がるクリスマスが1月6日に終わるのです。日本の1月6日あたりは、クリスマスの雰囲気は一掃されて、お正月も終わりだなぁと思いながら、学校の始業式や仕事初めだというのに、不思議ですね。スペインとの文化の違いを痛感できます。
物価も高くなり出費が増えるクリスマスシーズンですが、スペイン人はこの季節が大好きなんですよ。
それからこの時期にスペイン人を夢中にするのが「クリスマス・スペシャル宝くじ」。1等賞金総額は約200万ユーロ(約3億円)で12月22日の抽選日まで多くのスペイン人が一攫千金を夢見ています。
この時期にスペインを旅行する方は美術館などの閉館日にご注意を。一般的に主な観光施設は12月24日の午後、12月25日、12月31日の午後、1月1日、1月6日はお休みとなっています。
写真提供:Colegio Maravillas