スペイン・バレンシアの火祭り(2ページ目)

火祭り＋こんなことが楽しめます！

スペインのお祭りでは、メインイベントを身近で見たり参加して楽しむのはもちろんですが、"お祭り"という雰囲気にどれだけ身を委ねられるかというところがポイントです。この火祭りは、爆竹がうるさかったり危なかったり、最終日には火の粉が舞ったり、お祭りにはつきものの酔っ払いが多かったりスリルもつきもの。各自のスタイルに合わせた参加の仕方で楽しみましょう。そしてせっかくバレンシアまで来たのなら、お祭り以外でも街を満喫してみませんか。

例えば、この火祭りの時期には、ブニュエロスと呼ばれるふんわり軽い揚げ菓子が食べられます。バレンシアにはかぼちゃ入りの珍しいものもあり、火祭りの期間はメイン通りの小さな屋台などでも販売されているので、是非試してみてください。一緒にバレンシア産の絞りたてのオレンジジュースを飲むのもおすすめ。

そしてバレンシアと言えば、パエリアの本場！ インフォメーションセンターでは、おいしいパエリアが食べられるレストランなどを紹介してもらえます。ただ火祭りの期間中は、街が人で溢れ、レストランもパンク状態に……。時間帯によっては1時間近く待たなければならないこともあるので、オープン直後に行くようにしましょう。

火祭りに興味を持ったらもっと深く探ってみましょう。元修道院だった歴史ある建物が火祭り博物館になっています。1934年から現在まで、焼かれるのを免れた受賞人形の展示は見物。

＜DATA＞
■Museo Follero（火祭り博物館）
住所：Monteolivete 4
TEL：（34）96　3525478
アクセス：市役所前広場よりB13番でEscultor jose Capuzエスクルトル・ホセ・カプス下車徒歩5分
営業時間：10:00～14:00、16:30～20:30（日曜、祝日10:00～15:00）
休館：月曜

バレンシアへのアクセス

バレンシアは火祭りの時期でなくても訪れる価値のある美しくおいしい街です。マドリッドとバルセロナのちょうど中間辺りに位置しており、どちらからもバスや電車で簡単にアクセス可能。

バルセロナ北バスターミナル（Nord)からバス会社ALSA のバスが出ています。片道約4時間、日帰りなら往復約50ユーロ。

マドリッドの南バスターミナル（Sur)からはAVANSABUSのバスが出ており、片道約4時間半、料金は往復約30ユーロです。

電車RENFEでは電車の種類によりますが、バルセロナ－バレンシア間は片道約3時間半で往復約80ユーロ。マドリッド－バレンシア間は1時間半から6時間かかるものまで電車の種類は様々で、約2時間かかる電車だと、往復約150ユーロ。

※料金は2011年3月の情報です。時期により変更します。

火祭りは世界的に有名なお祭りなので、この時期は世界各国から旅行者が殺到します。ホテルの予約は半年前までに済ませましょう。