マドリッドの玄関口　バラハス国際空港

スペイン旅行へはほとんどの方が飛行機を利用されますね。空港からスペイン旅行は始まるのです。今回はスペインの空の玄関口であるマドリッド・バラハス国際空港についてご案内します。バラハス空港はこれまで3つのターミナルがありましたが、新しいターミナル「T4」が完成し、年間7千万人以上の旅客に対応できる巨大空港に生まれ変わりました。

空港到着後にはまず両替を

T1にあるBBVA銀行。ここのレートは良いようです。

空港に到着し入国審査が終了したら、まずは両替をしてしまいましょう。ユーロを持っていないと空港からの移動もできないですからね。もちろん市内や観光地にある銀行や両替所でも両替はできますが、空港で両替してしまうことをお勧めします。空港の両替所の中でもBBVA銀行の両替レートが良いようです。ただし両替前にご自分でもちゃんと確認してくださいね。

さぁ、ユーロを手に入れたら出発です。添乗員同行のツアーに参加される場合はバスなどで案内してもらえますが、個人で旅行する場合は自分で移動ですよ。

利用航空会社によって発着ターミナルが異なります。ここで自分がどのターミナルにいるのか確認しておきましょう。

主要航空会社の発着ターミナル
T1……エールフランス航空、アリタリア航空、オーストリア航空、KLMオランダ航空、ルフトハンザ航空、スカンジナビア航空、スイスエアー、スパンエアー、エアヨーロッパ
T2……エアヨーロッパ、スパンエアー
T3……－
T4……アエロフロートロシア航空、英国航空、フィンエアー、イベリアスペイン航空、日本航空

市内への移動はタクシーが便利！

各ターミナルにタクシー乗り場があります。

到着時にはみなさん、大きな荷物を持っていると思うので、タクシーが一番快適です。タクシーを利用する場合は、必ずタクシー乗り場から乗車してくださいね。タクシー乗り場は各到着ターミナル前にあります。ターミナル内で勧誘してくるタクシーにはくれぐれもご注意を。

空港からタクシーを利用する場合は通常の運賃のほかに空港発着追加料金がマドリッドの場合、4.2ユーロ必要となります。市内まではおよそ25ユーロです。

ちなみにスペインではほとんど英語が通じないと思っておいてください。「英語で何とかなるだろう」と考えているとここでショックを受けてしまいます。「飛行機の中では英語が通じたのに……」なんてことのないようにしたいですね。

スペイン語を勉強された方は、ここで自分のスペイン語力を試すことができますね。スペイン語が全くできない方はスペイン語で書かれている地図や自分の宿泊するホテル名・住所などのメモを用意しておくと便利です。「ガイドブックの地図で……」と考えていると地図の表記がカタカナのためドライバーは理解できないので要注意。

節約派には地下鉄がお得！

空港内の地下鉄乗り場。T1に到着した場合は動く歩道で移動します。

T2には8号線のAeropuerto（アエロプエルト）駅が直結しています。T1またはT3からは歩いてT2へ移動可能。T4には同じく8号線のBarajas（バラハス）駅までバスが運行されています。マドリッドの地下鉄は何度乗り換えても、たったの1ユーロ。またMetrobus（メトロブス）という10回回数券が5.8ユーロなのでマドリッド市内を観光するのであれば、こちらが便利ですね。

その他には空港の各ターミナルからバスも出ています。市バスは地下鉄と共通のメトロブスが使えます。

空港内にはレンタカー会社のカウンターやRENFE（スペイン国鉄）、ホテル案内、インフォメーションもあるので、ここで情報収集をしておけば、その後の旅行の際に役立ちますね。

バラハス空港から始まるスペインの旅。貴重な時間をしっかりと満喫するためにも事前の情報収集はしっかり行って、あとから慌てることのないようにしたいですね。


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