スイスのエリアガイド(5ページ目)

ジュネーブとレマン湖

スイス西部、フランス国境に近いエリアの見どころといえば、ジュネーブとレマン湖。このエリアでは、言葉もフランス語が話されています。ジュネーブは、レマン湖の西端に位置する町。三日月形のレマン湖北岸沿いには、ローザンヌやモントルーなどの町が並び、その背後には見事なブドウ畑が広がります。5月には、水仙に似た白いナルシスの花が、この地方の牧草地を埋め尽くす様子は圧巻。チャーリー・チャップリン、オードリー・ヘップバーンなど、数多くの有名人がこの土地の魅力に引き寄せられ、その晩年を過ごしたのも納得です。

■ジュネーブ
チューリッヒがスイスの東の玄関口とすれば、ジュネーブは西の玄関口。ただし日本からの直行便はないため、乗継便を利用することになります。国際都市として知られ、国連の欧州本部(UNOG)、世界保健機関(WHO)、国際労働機関(ILO)をはじめとする数多くの国際機関が集中しているジュネーブ。赤十字発祥の地として、世界平和の一躍を担っている町でもあります。

■ローザンヌ
レマン湖沿岸の町で、ジュネーブの次に大きな町がローザンヌ。オリンピックシティとも呼ばれ、国際オリンピック委員会やオリンピック・ミュージアムがあります。スイス屈指のゴシック建築の傑作、ノートルダム大聖堂は必見。また、バレエや音楽など幅広い芸術活動が盛んな町としても有名です。
■モントルー
モントルーはレマン湖畔のリゾート地。毎年夏に行われるジャズフェスティバルで有名です。湖畔から突き出た岩場に建てられたお城のシヨン城は、まるで湖の上に浮かんだかのような美しい姿を見せています。