スイス/スイス基本情報

スイス旅行(基本情報・日本からのアクセス)(2ページ目)

「小さい頃夢だったスイスってどんな国?」スイスの旅の基本情報と、その魅力をご紹介します。日本からのアクセス、気候と服装、通貨と両替、言葉、時差など、スイスの旅の基本情報をまとめました。特にスイスははじめてという方は、ここからまずチェックしましょう。

和田 憲明

執筆者:和田 憲明

スイスガイド

スイスの気候とベストシーズン

名峰マッターホルンとスイス国旗

名峰マッターホルンとスイス国旗

スイスの四季は日本と比べて春の訪れは一ヶ月ほど遅く、秋は一ヶ月ほど早い……という感覚です。日本でも言われることですが、山の天候というのは変わりやすく、雨が降っていても急に太陽が顔を出すこともあります。日本の旅行者に人気の旅行シーズンは6~7月ですが、スイスは年間を通して季節に応じた魅力に溢れています。ベストシーズンは一概には言えませんが、旅の目的や行く場所によって滞在の時期をお選びください。

春(4~5月)
長い冬が終わり、ようやく春が訪れます。5月の中頃になると気温はぐんぐん上がり、早くも夏の到来を予感させます。一方で、山の展望台はまだ雪が残り、ロープウェイなど山の交通機関も定期点検のため、運行を停止しているところがほとんど。

■夏(6~8月)
日本のような梅雨はないため、6~7月は人気の観光シーズン。初夏の花が牧草地一面に咲き広がり、山の交通機関もフル稼働を開始。ハイキングコースでは、可憐な高山植物がその美しさを競います。山小屋に泊まって縦走をするといった本格的なハイキングには、残雪も消える7月後半から8月が最適。

スイスの夏は、日中の気温が30度くらいまで上がることがありますが、日本のように蒸し暑くありません。空気が乾燥しているため、特に朝、夕は過ごしやすく感じるでしょう。町や村で日中は半そで一枚で過ごせても、山の展望台に上がると雪と氷の世界! 長袖のシャツにセーターやウィンドヤッケなど、重ね着でこまめに調整できる服装が便利。山岳地帯では、8月でも雪が降ることもあります。

■秋(9~11月)
山では9月になるとすっかり秋の気配が漂い、10月に入れば木々が黄色く美しく色づきます。一般的に山の交通機関は10月前半頃まで運行していますが、10月後半から11月の間は定期点検のため、再び運行停止になります。

■冬(12~3月)

冬のシーズンは、だいたい12月上旬から3月まで。厳しい寒さに見舞われるこの時期の旅行には、しっかりした防寒対策が必要。12月に入ると、町はクリスマスのイルミネーションで美しく飾られ、山ではいよいよスキーシーズンが到来。町では曇っていても、スキー場では陽光に恵まれる日が多く、スキーの後のんびりと日光浴を楽しむ人を多く見かけます。

詳細記事はこちら>>>スイスの季節(気候・気温)・祝日・イベント

スイスの通貨と両替

スイスの通貨はスイスフラン

スイスの通貨はスイスフラン

現在ヨーロッパの多くの国の通貨はユーロで統一されていますが、スイスはEUの加盟国ではないため、今でもスイスフランです。1スイスフランは約85円(2010年10月20日現在)。現地ではCHFまたはSFRと表記されますが、どちらも同じスイスフランを指します。

スイスフランの下の単位として、ドイツ語圏ではラッペン(Rp)、フランス語圏ではサンチーム(Ct)と呼ばれる単位があります。ラッペンとサンチームは呼び方が違うだけで、同じ通貨。1スイスフラン=100ラッペン=100サンチームの関係です。

昨今では、多くのお店やレストランなどで、ユーロも使えるようになってきているのですが、お釣りはスイスフランで返されるケースがほとんど……。換算レートも、決してお店の損にならないレートで計算しているので、「滞在はほとんどスイス」という場合は、日本円から直接スイスフランに両替するのが得策。国内に銀行の数も多いので、両替で困るようなことはほとんどありません。空港、駅、町中の銀行などでも日本円からスイスフランに両替可能。空港や大きな駅の両替所なら、土・日も休まず営業しています。

またVISA、マスターカード、アメリカン・エキスプレスなど、主なクレジットカードも広く通用するスイス。大きな支払いはカードで済ませ、必要に応じてこまめに両替していくのがよいでしょう。
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