
ダイエット中、「飲み物」はつい見落としがち
特に、40~50代の女性は基礎代謝が下がり始める年代。少しのカロリーオーバーでも体重に反映されやすくなるため、飲み物選びはとても重要です。今回は、ダイエット中に避けたい「太りやすい飲み物」と、その代わりに選びたい飲み物をご紹介します。
太りやすい飲み物1:甘い缶コーヒー
「仕事の合間に1本」「眠気覚ましに」と手軽に飲める缶コーヒーは心強い味方かもしれません。しかし、砂糖やミルクが入った缶コーヒーには、1本で角砂糖5~7個分(約60~80kcal)の糖分が含まれていることもあります。ブラックコーヒーならほぼ0kcalですが、甘いタイプを習慣にすると知らぬ間に1日にたくさんの糖分を摂取してしまう可能性があるのです。微糖の缶コーヒーを飲んでいる人であっても、1日に何本も飲んでいれば積み重なって糖質のとり過ぎにつながります。代替案:
無糖のブラックコーヒーや、低脂肪ミルクや豆乳で作ったカフェラテを選ぶと、カロリーを抑えつつ満足感も得られます。
太りやすい飲み物2:ジュース(果汁飲料)

体によさそうな100%ジュースも要注意
代替案:
果物の栄養をとりたいなら、ジュースを飲むよりも生のフルーツを食べる方が食物繊維もとれて満腹感も得られます。ジュースを飲みたい場合は炭酸水で割って「フルーツスカッシュ風」にすると、満足感は残しつつ糖分をカットできますよ。
太りやすい飲み物3:スポーツドリンク
暑い季節やジム帰りについ飲みがちなスポーツドリンクも、ダイエット中は注意が必要です。500mLで30g前後の糖分が含まれ、実は炭酸ジュースと大差ないカロリーを摂取してしまうことも。「残暑バテ対策」で無意識に飲むと、1週間で余分に1000kcal近くプラスされることもあります。代替案:
日常生活での水分補給なら、水や無糖の麦茶で十分です。汗を多くかいたときは、無糖の経口補水液や塩分入りタブレットを活用する方が効率的にミネラルを補給できます。
太りやすい飲み物4:カフェ系ドリンク
カフェで人気のクリームたっぷりのラテは、スイーツ級のカロリーがあります。トールサイズで300kcal以上、ホイップやシロップを追加すると500kcalを超えることも珍しくありません。ダイエット中でも「ご褒美に1杯」と思っていると、ケーキを食べたのと同じくらいのエネルギーを摂取してしまいます。代替案:
カフェで一息つきたいときは、無糖カフェラテやハーブティーを選ぶのがおすすめです。どうしても甘いものが欲しいときは、シロップを半量にしたりホイップを抜いたりするだけでもカロリーはぐっと下がります。
太りやすい飲み物5:お酒

お酒は体の仕組み上「脂肪をため込みやすい」点が落とし穴
代替案:
どうしても飲みたいときは、糖質オフのビールや焼酎の炭酸割りやお茶割り、ハイボールなどに切り替えるのがおすすめ。量を減らして「週末だけ」など、頻度をコントロールすることも大切です。
ダイエット中におすすめの「太りにくい飲み物」って?
避けたい飲み物ばかりではストレスになりますよね。最後に、ダイエット中でも安心して飲めるおすすめの飲み物をご紹介します。水・炭酸水:
カロリーゼロで代謝にも欠かせない基本の水分補給になります。炭酸水は満腹感を得やすく、食べ過ぎ防止にも役立ちます。
無糖のお茶(麦茶・緑茶・ほうじ茶など):
ポリフェノールやカテキンも含まれ、抗酸化作用や脂肪燃焼サポート効果が期待できます。
ハーブティー:
リラックス効果や代謝サポート作用も期待できます。カフェインを控えたい夜にもおすすめです。
無調整豆乳:
たんぱく質がとれるので、小腹がすいたときの「間食代わり」にもなります。
食事に気を付けていても、飲み物から余分なカロリーや糖分をとってしまうのは「あるあるな落とし穴」です。特に、基礎代謝が下がる40~50代女性にとっては、小さな積み重ねが体重に直結します。今回ご紹介した「太りやすい飲み物」をなるべく避け、代わりに「太りにくい飲み物」を習慣にすれば、ダイエットはぐっとスムーズに進みますよ。