
カレーには「太りにくい食べ方」があった!
しかし、ちょっとした工夫で「太りにくいカレー」に変えることが可能です。今回は管理栄養士の視点から、NGなカレーの組み合わせと改善ポイントを分かりやすくご紹介します。
カレーはどうして太りやすいのか?
そもそも、「カレーが太りやすい」のはなぜなのでしょうか? 主に3つの理由があります。1. ご飯の量が多くなる
カレーはご飯との相性が抜群で、つい通常より多めに食べてしまいがちです。白米は血糖値を上げやすいため、脂肪として蓄積されやすくなります。
2. ルーが脂質を多く含む
市販のカレールーには小麦粉や油脂がたっぷり。これが濃厚な味わいを作り出す一方で、脂質とカロリーを大幅に増やしてしまいます。
3. 具材の偏り
じゃがいもや人参などの根菜類は糖質の量が多めです。さらに揚げ物のトッピングを加えると、エネルギー過多に直結してしまいます。
NG組み合わせ1:カレー×白ご飯大盛り
カレーライスといえば「ご飯をしっかり盛ってルーをかける」のが定番です。しかし、白米は糖質を多く含み、血糖値を急激に上げやすい食品。特に、大盛りにすると一食で必要以上の糖質を摂取してしまいます。これが脂肪の合成を促し、太る原因になるのです。NG組み合わせ2:カレー×揚げ物トッピング

カレー×揚げ物はボリュームたっぷりで魅力的だけど……
NG組み合わせ3:カレー×甘い飲み物
「カレーにはラッシーや甘いジュースを合わせたい」という人も多いでしょう。しかし、砂糖たっぷりのドリンクを組み合わせると、糖質オーバーに拍車がかかります。食後の血糖値上昇がより急激になり、太りやすい状態をつくってしまうのです。改善術1:ご飯は「玄米・雑穀米」や「カリフラワーライス・こんにゃく米」に

ご飯は「玄米・雑穀米」や「カリフラワーライス・こんにゃく米」に
改善術2:具材は「脂身少なめ・野菜多め」に

具材は「脂身少なめ・野菜多め」に
改善術3:飲み物は「無糖のお茶」や「スープ」に
カレーと一緒に飲むなら、水・麦茶・緑茶など無糖の飲み物がおすすめです。温かいスープを加えるのもいいでしょう。特に、野菜スープなら満腹感を高めるだけでなく、ビタミンやミネラル、食物繊維も補えます。カレーは、食べ方次第でむしろ健康的に楽しむことができます。「太るからカレーは控える」と思っていた人も、今日からは少し工夫して太りにくいカレーを楽しみましょう。