<2025年8月のおすすめ映画5選>
1:『星つなぎのエリオ』(2025年8月1日公開)
ディズニー&ピクサーの最新作『星つなぎのエリオ』は、両親を亡くした孤独な少年のエリオが希望を見いだす物語。エリオが孤独な自分を変えようと、大好きな宇宙に向かって「僕を迎えに来て!」と発信すると、宇宙とつながり、なんと宇宙生物の友達ができるのです。自分からアクションを起こすことの大切さ、誰かとつながることの喜び。不器用ながらも頑張るエリオにエールを送りたくなる。日本語吹替版の俳優たちも素晴らしいです。
監督:マデリン・シャラフィアン、ドミー・シー、エイドリアン・モリーナ
2:『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(2025年8月8日公開)
1993年、スティーヴン・スピルバーグ監督がスタートさせた『ジュラシック・パーク』シリーズは『ジュラシック・ワールド』シリーズに受け継がれ、相変わらず大人気! 最新作はシリーズ初の女性主人公が登場。演じるのはスカーレット・ヨハンソンです。本作では、人類を救う新薬を開発するために、陸・海・空の恐竜のDNAを採取するというとんでもない命懸けのミッションに挑みます! 「そんなの不可能」と思いつつ、スカーレット・ヨハンソン演じる秘密工作員・ゾーラが大活躍! 一緒に戦っているような気持ちになるアトラクション・ムービーなので、見終わったあとめっちゃ疲れる……。覚悟して見てくださいね!
監督:ギャレス・エドワーズ
3:『近畿地方のある場所について』(2025年8月8日公開)
作家・背筋の大ヒットホラー小説を白石晃士監督が映画化。失踪したオカルト雑誌の編集長が取材していたのは、「中学生の集団ヒステリー事件」「心霊スポットの動画配信騒動」など。編集長の代わりに記事を担当することになった編集者(赤楚衛二)とオカルト専門ライター(菅野美穂)が取材を進めていくと、それらの事件は全て“近畿地方のある場所”につながっていたのです!彼らが取材する各案件のドキュメント風映像が怖い。特にYouTuberが心霊屋敷を探索するパートは、いつ何が出てくるか……と心臓がバクバクしっぱなし! 要注意して見てください。
監督:白石晃士
4:『アイム・スティル・ヒア』(2025年8月8日公開)
第97回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞したブラジル映画。1970年代のブラジルを舞台に、軍事政権下で生きる家族の物語。幸せに暮らしていた家族のもとから、夫ルーベンス(セルトン・メロ)が軍に連れ去られ、妻エウニセ(フェルナンダ・トーレス)も尋問を受けることに。エウニセは家に帰されたけれどルーベンスは戻ってこない。彼女は「夫はどこに?」と探し続けるのです。急に拘束されたり、尋問されたりする軍事政権下の生活が怖い……と思うものの、この映画の裕福な家族が、どれだけ苦労の日々を重ねてきたのかは描かれないので、ズシンとした感動というのとは違うかも。エウニセと家族のドキュメンタリーのような印象。実話の映画化だけあって学びの多い作品です。
監督:ウォルター・サレス
5:『8番出口』(2025年8月29日公開)
世界中で大ヒットしたゲーム『8番出口』の映画化。といってもゲームはストーリー性のあるものではなく、地下道からスタートし、異変を見つけて8番出口から地上に出るというシンプルなもの。これをどのように脚色して映画として仕上げたのか……謎だらけの作品なのです。主演の二宮和也は脚本協力としてクレジットされており、かなり制作にも関わっているとのこと。第78回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション(ミッドナイト・スクリーニング部門)で上映され、全米公開も決定した本作。ぜひスクリーンで地下の迷宮に迷い込んでください。
今月はこのほかに、『雪風 YUKIKAZE』(8月15日公開)、人気シリーズ『ジョン・ウィック』のスピンオフ映画『バレリーナ:The World of John Wick』(8月22日公開)、『海辺へ行く道』『九龍ジェネリックロマンス』(いずれも8月29日公開)もオススメです!