定年・退職のお金

「私の年金、いくらもらえるの?」その不安、ねんきんネットで解消!

ねんきんネットは、自分の年金加入履歴や将来の年金見込額をインターネットで簡単に確認できる便利なサービスです。将来に向けての資金計画や準備を考える上で、大きな助けになります。今回は、ねんきんネットでできること、利用方法などを分かりやすく解説します。※サムネイル画像出典:amanaimages

舟本 美子

舟本 美子

おひとりさまのお金・ペットのお金 ガイド

おひとりさまのお金の貯め方・使い方、老後を自分らしく暮らすためのアドバイスをします。また、一生涯、ペットと共生するための情報、開運術をお届けします。

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老後の生活に備えて、「年金って実際どれくらいもらえるの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。そんな不安を減らすのに役立つのが、「ねんきんネット」です。

ねんきんネットは、自分の年金加入履歴や将来の年金見込額をインターネットで簡単に確認できる便利なサービスです。将来に向けての資金計画や準備を考える上で、大きな助けになります。今回は、ねんきんネットでできること、利用方法などを分かりやすく解説します。
年金っていくらもらえるの?不安を減らす「ねんきんネット」活用術 (画像出典:amanaimages)

年金っていくらもらえるの?「ねんきんネット」活用術(画像出典:amanaimages)

ねんきんネットでできることは?

ねんきんネットは、日本年金機構が提供するオンラインサービスです。ねんきんネットを利用すれば、自分の年金記録や将来の見込額などを、パソコンやスマートフォンから手軽に確認できます。

主な機能は以下のとおりです。

・いつでも年金記録を確認できる(24時間利用可能)
・将来の年金見込額を自分で試算できる
・電子版「ねんきん定期便」※が閲覧できる
・年金の支払通知などを確認できる


※「ねんきん定期便」とは、毎年の誕生月に送られてくる通知で、これまでの保険料納付状況や将来の年金見込額などが記載されています。ねんきんネットを利用すれば、この定期便を電子版として確認・ダウンロードできます。

これまで年金に関心がなかった人でも、ねんきんネットを使うことで制度への理解が深まり、将来に向けた準備の意識が自然と高まるでしょう。

ねんきんネットの利用方法

ねんきんネットは、基礎年金番号を持っている方なら誰でも利用できます(ただし、昭和61年4月1日以前に老齢年金の受給権が発生した方は対象外です)。

利用するには、以下のいずれかの方法で登録が必要です。

●マイナポータルと連携する方法
マイナンバーカードをお持ちの方は、マイナポータルにログインし、「年金記録・見込額を見る(ねんきんネット)」のボタンをクリック。利用規約に同意すれば、すぐにねんきんネットの利用が可能です。

●ユーザーIDを取得する方法
マイナンバーカードがない場合は、基礎年金番号とメールアドレスを用意してねんきんネットにアクセスし、ユーザーIDを取得します。

「ねんきん定期便」に記載されている「アクセスキー」があれば、即時でユーザーIDを発行できます。アクセスキーが見つからない場合は、ユーザーID発行を日本年金機構に申し込みましょう。申し込みから5日程度で、IDが記載されたハガキが届きます。「アクセスキー」は発行日から3カ月間のみ有効です。期限切れの場合は、新たに申請が必要です。

以下の「ねんきん定期便」の赤が囲った部分にアクセスキーの記載があります。

●令和7年度「ねんきん定期便」(50歳未満の方)出所:日本年金機構「ねんきん定期便(ハガキ)50歳未満の方サンプル」

出所:日本年金機構『令和7年度「ねんきん定期便」(50歳未満の方)』

●令和7年度「ねんきん定期便」(50歳以上の方)
出所:日本年金機構「ねんきん定期便(ハガキ)50歳以上の方サンプル」

出所:日本年金機構『令和7年度「ねんきん定期便」(50歳以上の方)』

どちらの方法も、インターネットから手軽に登録できるので、自分に合った方法で早めに準備しておくと安心です。

参照:日本年金機構「ねんきんネット」とは?

将来のお金、不安の正体を「見える化」しよう

年金は、老後の暮らしを支える大切な柱です。将来の生活をイメージしやすくするためにも、自分がいくら受け取れるのかを早めに把握しておきましょう。

ねんきんネットは、自宅にいながら24時間いつでも年金記録や見込額を確認できる便利なサービスです。記録の漏れや誤りに気付くきっかけにもなり、年金事務所に行かずとも必要な情報を手に入れられるのは、忙しい方にとって大きなメリットと言えるでしょう。

年金だけでは生活費が足りないと感じる場合は、早めに働き方を見直したり、支出を抑えたりするなどの対策を検討することが大切です。例えば、70歳まで厚生年金に加入すれば、将来受け取れる年金額を増やすことも可能です。このように、将来に向けて取れる選択肢はいくつもあります。

「知らなかった」では後悔してしまうかも。老後のお金は早めに知って、準備すれば安心です。ねんきんネットをうまく活用して、今からしっかり備えていきましょう。
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