黒浮きと視野角の問題は?
「液晶」と聞いて気になるのは、バックライトによって、映像の黒部分がうっすらと明るくなってしまう「黒浮き」です。 「Tシリーズ」の場合も、部屋を暗室にしたり、極端な斜めから覗き込むと、「黒浮き」や「ムラ」を感じてしまいます。 でも、これは「意地悪テスト」と言うもの。
測定器で調べたところ、黒表示時の輝度は0.11cd/m2と充分に低く、液晶パネルの優秀さが窺えます。(一般的な液晶テレビは、0.5cd/m2~、格安ブランド製品は1cd/m2~の場合も有る)
実用を想定し、リビング程度の明かりで、2m以上の視聴距離を確保し、正面から見る限り、問題は感じません。 映画で見かける上下の黒帯も、フレームと馴染むくらい、充分に黒く沈み込みます。
ツヤ消しの黒ボディーは稀少!
光沢やカラーが流行する中、落ち着いた外観が「特別」感を醸し出す。 |
最近、色とりどりのカラーバリエーションや、ツヤの有る仕上げの製品が多くなっていますが、映像鑑賞にはマイナスです。 縁の色や映り込みは、映像の見え方に影響を及ぼすと同時に、目が疲れたり、映像への集中力を削ぐ原因となります。
一方、「Tシリーズ」は、映像を優先し、映像の縁となるフレーム、ボディー、足に至まで、ツヤ消しの黒。 知らない人が見れば、「地味」に見えるかもしれませんが、反面、拘り派には、そのストイックさが魅力に映るでしょう。
質感も高く、実際に設置してみると、最近の薄型テレビには無い、想像以上の高級感に驚きました。
さいごに
今回は、「Tシリーズ」に焦点を当て、特長や画質をさらりとご紹介しました。 映画鑑賞に適していると強調しましたが、映画鑑賞に耐えうる高性能は、通常のテレビ番組もより高品位に楽しめます。 日常のテレビとしても実用的ですので、補足まで。
今後は、定期的に機会を設け、「Tシリーズ」を例に、より良い画質を楽しむための映像調整方法や、視聴環境の改善方法についてご紹介して行きますので、お楽しみに!
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