敬語の種類と使い方を見直す

尊敬語、謙譲語の使い分けが、まずは敬語の基本です

尊敬語、謙譲語の使い分けが、まずは敬語の基本です

「たくさん食べて」は「たくさんお召し上がりください」、「時間があったら」は「お時間がありましたらぜひ」などというように、私たちはさまざまな言葉を使い分けています。これはなにも話し言葉だけではありませんね。文書やメール、ファックスといった「書き言葉=手紙」の中でも同様です。手書きの手紙の魅力はまた格別ですが、たとえメールであってもちょっとした表現の違いで、与える印象も変わってきます。

言葉遣いの一番の基本は、尊敬語、謙譲語などの敬語の使い分けです。これらがあやふやであったり、謙譲語の誤った尊敬語化などは、せっかくの手紙の魅力を半減してしまいかねません。心くばりのある言葉に近づけるためにも、まずは、敬語の種類とその使い方を見直してみましょう。


「敬語5分類」 意味と使い方 

敬語の種類は通常、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類に分けられます。基本や便宜上ではこの3種類によって理解することができますが、なかには3種類ではおさまらないものもあり、より敬語の理解を深めるという点で「尊敬語」「謙譲語1」「謙譲語2(丁重語)」「丁寧語」「美化語」の5種類に分けて解説されたものが、敬語5分類です。

■尊敬語
相手側の動作や状態・物事などに関して、相手側を高めて述べるもの
例)おっしゃる、いらっしゃる、貴社など

■謙譲語1
自分側の動作や状態・物事などに関して低めて表現し、相手側を立てて述べるもの
例)申し上げる、お目にかかる、伺うなど

■謙譲語2(丁重語)
自分側の動作や状態・物事などに関して、相手側に丁重に、また控えめに述べるもの
例)申す、参る、弊社など

■丁寧語
相手側に対して、丁寧に述べるもの(「です」「ます」「ございます」など)
例)資料です、資料でございます、明日行きますなど

■美化語
物事を、美化して述べるもの(「お」「ご」を付けるもの)
例)お肉とお野菜、ご飯、お酒など。
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