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SHURE E2c 長期使用レポート(2ページ目)

購入からこの数ヶ月間、外出時には欠かさず使用しているヘッドホン「SHURE E2c」。今回は、長期使用で気が付いた「奥深い魅力」をご紹介します。上質なヘッドフォンをお探しの方は、是非ご参考に!

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド

遮音性能がもたらす、モバイルリスニング革命

SHURE E2c イヤーパッド 写真

付属の耳穴パッド(計6セット)。 黄色は発砲素材で柔らかく、変形自在。 白色は少し固めの素材。 耳の穴の大きさや好みにあわせて選べる。

SHURE E2cは、カナル型と呼ばれ、耳の穴にスッポリ入れる「耳栓」のような装着方法が特徴です。 3千円程度で発売されている、一般的なカナル型と比較すると、フィット感がより高く、遮音性能もワンランク上と言えます。

遮音性能が高いと、周囲の雑音を遮断してくれますので、電車などの交通機関を利用しているときでも、音量の小さな楽器の「一音一音」まで聞き取ることが可能です。 また、単に「ドカドカ」ではない高品位な低音が醸し出す空気感など、音楽の持つ繊細なニュアンスまで感じ取ることができます。 

つまり、モバイル環境のリスニングでも、静かな自宅で音楽を聴くのと同等に、じっくりと音楽を鑑賞できるという訳です。

また、良く聞こえる分、音量を小さくすることが出来るので、最近問題となっている、ヘッドフォンの長時間使用(大音量)による「難聴」を予防する効果も期待できます。  

「音量小+遮音」により、音漏れが非常に少ないのも特長です。 混み合った車内などでも、「シャカシャカ」といった音漏れで、周囲に不快な思いをさせる心配も皆無です。

じっくり聴けて、難聴や音漏れの心配が少ない。 まさに、「モバイルリスニング革命」と言っても過言ではないでしょう。

 

筆者が感じる、「乗り物疲れ軽減」効果!

新幹線 車内 写真

新幹線は、「ゴーッ」という、低音中心の騒音が気になる。 乗車時間が長くなるので、辛く感じる人も多い。

筆者は仕事で、月に数回程度、新幹線を利用しますが、東京-大阪の移動となると、座っているだけなのに、すごく疲れを感じてしまいます。 ところが、ヘッドフォンを、SHURE E2cに代えてから、2時間半の乗車も、あまり苦にならなくなりました。

いろいろ調べてみると、乗り物では騒音レベルが高く、聴覚が刺激し続けられることにより、精神的な疲れを引き起こすとの説もあります。 筆者の場合「耳栓効果」により、乗り物疲れが軽減されたのかも知れません。 もちろん、じっくり音楽に集中できることで、乗車時間が短く感じられる事もプラス要因でしょう。


次のページでは、さいごに、耳栓タイプの「問題点」について・・・

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