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『劇場版 それでも俺は、妻としたい』風間俊介&MEGUMI「ダメ夫のクズな言動が至る所から飛んでくる」(2ページ目)

『劇場版 それでも俺は、妻としたい』の主演・風間俊介さんとMEGUMIさんにインタビュー。本作は大好評だったドラマのディレクターズカット版。ユニークな夫婦愛について語っていただきました! ※サムネイル写真:Kaori Saito(All About)

斎藤 香

斎藤 香

映画 ガイド

フリーランスライター。芸能誌、映画誌の編集者を経て、現在、映画を中心にWEB、紙媒体などで取材執筆活動中。インタビュー経験も多数あり。

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足立監督の自宅が撮影場所だった!

「それでも俺は、妻としたい」

(C)「それでも俺は、妻としたい」製作委員会

――映画はほぼ豪太とチカのシーンが多かったのですが、風間さんとMEGUMIさんで役について相談したりしましたか?
 
風間
:演じる上でとてもよかったのが、足立監督のご自宅で撮影できたことです。柳田家のシーンはすべて監督の自宅。撮影の準備時間などは空いている部屋が僕とMEGUMIさんの待機場所でした。ふたりで待機時間を過ごすことが多かったのでコミュニケーションを取る時間がたくさんありましたし、その時間が芝居にいい影響を与えていたと思います。
 
――お芝居について話されていたのですか?
 
風間
:演技についてというより、MEGUMIさんもプロデューサー業などさまざまな仕事をされていてとても忙しく、僕自身もありがたいことに忙しくバタバタしているので、忙しいときの時間の使い方などの話をしました。大変なときは「なんで俺だけこんなに大変なの?」というネガティブなマインドが出てきてしまうのですが、MEGUMIさんの話を聞いて「孤独じゃない」と思えたし、前向きになれたし、本当に元気をもらいました。
 
MEGUMI:私も同じ気持ちですよ。
 
風間:撮影の合間にたくさん話ができたから、芝居でも“あ・うんの呼吸”で演技ができたと思います。

抜群の相性! 尊敬し合う風間さん&MEGUMIさん

 
「それでも俺は、妻としたい」

Photo:Kaori Saito(All About)

――『劇場版 それでも俺は、妻としたい』での共演前と後とではお互いの印象は変わりましたか?
 
風間
:想定していたよりも1段、いや2段、3段以上すごい人だと思いました。MEGUMIさんは、とても柔軟性と強度がある俳優です。ただ強いだけではなく、柔らかさもあるところが魅力。また「やります!」と決断してから実行に移して必ず結果を残すのですが、その完成度の高さも素晴らしいです。
 
MEGUMI:風間くんは才能にあふれた俳優であると思っていたけれど、才能の深さに驚きました。作品についてとても細かいところまで考えているんです。例えば台本を見ながら「このセリフを言ったことで誰かが傷ついたりしないかな」と心配したりするんですよ。「私はそこまで考えていない、どうしよう」と焦りましたし、自分はまだまだだと反省もしました。
 
――広範囲にわたって目が行き届いているんですね。
 
MEGUMI
:そうですね。1つの作品を深掘りすることができる方はいらっしゃいますが、風間くんは、映画、ドラマ、そしてバラエティー、すべてのお仕事でそれをやっているんです。また学んだことをアウトプットする能力も高いので、スタッフや共演者が風間くんを頼りにする気持ちが分かります。大変なシーンを撮影するときも「MEGUMIさん、セリフ多くて大変だよね。でもこれを終えたらきっといいことがありますよ!」とたくさん励ましてくれて……。感謝しています、本当に。
 
風間:口が立つふたりがお互いを褒め合うと、明るくポジティブな明日がやってくるような気持ちになりますね(笑)。

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