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「格安」&「高速記録」に問題アリ?! DVD録画ディスクの落とし穴!(3ページ目)

DVD録画に使用する「DVDメディア」、格安品で問題が多発しています! 8倍高速記録メディアも要注意! 「落とし穴」に落ちないポイントをご紹介します!

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド

レコーダーの「○倍速記録」を知る「方法」

 

カタログ:

「XPモード」や「HQモード」と呼ばれる、「高画質モード」でのダビング速度が、DVDレコーダーの実力です。

カタログに大々的に掲載されている「最速ダビングスピード」は、基準となる「高画質モード」の6~8倍といった最長時間(低画質)モードで録画した映像を、「時間」という視点で見た場合の「見せかけ」の数値でしかありません。

 

簡単に判断するなら:

カタログに表記の「最速」 DVDドライブの実力(記録速度)
~32倍速 4倍速以下
48倍速~ 8倍速以上

* DVD-R の場合。

 

 

「最適」な「高速記録対応メディア」の選び方

お使いのDVDレコーダーが対応している「記録速度」が判ったら、「最適」な高速記録対応メディアを見つけてください。 下記表で、ハイライト(黄色)の組み合わせが「最適」です。

  「1~4倍速記録対応」 DVD-R 「1~8倍速対応」 DVD-R
4倍速対応レコーダー ◎(4倍速で記録可能) ×(4倍速で記録出来る製品も有る)
8倍速対応レコーダー ○(4倍速で記録可能) ◎(8倍の高速で記録可能)

 

 

備考:DVD-R 8倍速記録対応のDVDレコーダーは、意外と少ないので注意!

「8倍速記録対応」のDVDレコーダーは、目安として、2004年の冬以降に発売された、つい最近のモデルに限られます。 JEITAの出荷統計から類推しますと、2004年末までに出荷された600万台のほとんどが、「4倍速記録対応」レコーダーと言えますので、「8倍速記録対応」メディアの存在が、いかに「恐怖」がご理解頂けると思います。

 

DVD搭載のデジタルレコーダー出荷台数と、対応記録速度

年度・期間 メーカー出荷台数 倍速対応状況
2003年 1~12月累計 200万台 全てDVD-R4倍速(以下)対応
2004年 1~12月累計 400万台 9割程度がDVD-R4倍速記録対応
2005年 1月末まで 24万台 主に、DVD-R8倍速対応

*JEITA出荷統計を元に作成

 

 

さいごに

品質の良い、信頼出来るDVDメディアを使用したり、適切な高速記録対応メディアを利用しても、保存方法によっては、数年で品質が劣化し、「見られない」ケースが充分に考えられます。 「ディスクの上手な保存方法」についてまとめた記事「CDやDVDにも寿命がある?!」もご参考に!

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