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シアタールームの音響性能をグレードアップ! THX流ホームシアター講座 (5)(2ページ目)

第5回) 反射音を操る「定在波」

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド

実験で「反射音」の恐ろしさを体験しよう。

理論ばかりでは今ひとつ実感が湧きませんので、実際にあなたのシアタルームで、リスニングポイントによる音色の変化を体験してみましょう。 

パソコンに、ホワイトノイズ(又はピンクノイズ)を生成するソフトウェアをインストールします。

参考: フリーウェアの例 OSCILLATER: 低周波発振機 

お願い: PCおよびソフトウェアの使用方法に関するご質問、ソフトウェアのダウンロードおよび使用によるトラブルなど、当方では一切責任を負いかねます。 またご質問などにもお答え出来ませんので、ご了承ください。

 

実験の結果はいかがだったでしょうか? スピーカーの位置で、音色が変化する事に気づかれたと思います。 ホワイトノイズでない普通の音楽では、音色の変化が分かりにくいですが、同様の現象が起こっているのです。 これでは、制作者の意図を再現出来ないばかりか、サラウンドによる、音像の定位にもブレを生じる事になります。

 

 

次のページでは、反射ポイントの見つけ方と対策方法をご紹介しす。

Step1

Step2

図のように、側壁にスピーカーをピッタリ寄せて、STEP1で生成したホワイトノイズを、お手持ちのシステムを通じて再生する。

Step3

図のようにスピーカーを側壁から離し、音色の変化を確認する。 

(リスナーは位置を変えず、スピーカーの移動は、誰かに手伝って貰い、連続的に行うほうが、より変化が分かり易い)

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