ビジネスマナー

取引先との会食で上座の場所がイマイチな時、どうする?「ずるいマナー」で意外な提案をしよう

会食の席決め、上座が微妙なレイアウトの時にはどうする? そんな若手のピンチを救う、失敗しない席案内の秘策とは? マナー違反という印象を回避し、上司からの評価も上がる「ずるいマナー」をこっそり伝授します。

執筆者:All About 編集部

お店のレイアウトによっては、上座がイマイチな場所の時も……。

お店のレイアウトによっては、上座がイマイチな場所の時も……。

上司や取引先との会食。「どの席に案内すれば……?」お店のレイアウトによっては、上座がイマイチな場所の時もあります。そんな時も上の人は上座に案内すべき? 迷った時には裏技的な「ずるいマナー」で速攻解決しましょう。

「マナースクールEMI SUNAI」代表・諏内えみさんが著書『我慢しない、侮らせないビジネスパーソンの処世術 戦略としてのずるいマナー』で伝授するのは、「ずるいマナー」。目指すのは、単に相手に合わせるのではなく、自分の利益も確保しつつ、相手に「感心される」ようなスマートな立ち居振る舞いです。自分も快適に、相手にも喜ばれる、一石二鳥の効果を狙った、まったく新しいアプローチとは。

今回は本書から一部抜粋し、上座がイマイチなレイアウトの部屋で、目上の方をどの席へ案内するか迷った時に使える「ずるいマナー」について紹介します。
<目次>

上座がイマイチなレイアウト、目上の人の席はどうしたらいい?

上司やクライアントなど、目上の方とお食事をするとき。どちらの席にご案内したらよいか迷うことがあります。

基本的な上座下座は心得ていても、いえ、それだからこそ悩んでしまうのかもしれません。たとえば、

・通路側だけど窓から美しい景色がよく見える席
・上座ではあるけれど後ろの席の方と近くて窮屈そう
・エアコンの風が強く当たる席
・化粧室が近い

このような場合、「このレイアウトだと、一体どちらをすすめたら……?」と瞬時には答えが出ないこともあるでしょう。

そんなときは、迷っていることをそのままお伝えしてしまえばよいのです!

・本来奥側をおすすめすべきですが、桜が綺麗にご覧になれますのでこちらのお席はいかがですか?

・上座にお座りいただきたいのですが、こちらの椅子のほうがゆったりとお掛けいただけそうです。どちらがよろしいですか?

など、迷っている理由を素直にお話しします。そのうえで、「お伺い」の形をとり目上の方にご自身で選んでいただくのが最も間違いのない方法です。

相手への敬意に加え、あなたのマナー知識と心遣いも示すことができます。

今回の「戦略」で得られる相手のメリットを確認!

席の変更は自分からは言い出しにくいので、臨機応変に聞いてもらえるほうがありがたい。

諏内 えみ プロフィール
「マナースクールEMI SUNAI」「親子・お受験作法教室」代表。マナーを始め、立ち居ふるまい、会話術、社交術を伝授。キャンセル待ちの出る「テーブルマナー講座」や「婚活戦略講座」「『育ちがいい人®』のふるまい・会話レッスン」が好評。「親子・お受験作法教室」では、第一志望合格率95%を実現。多くの有名校でのトップ合格を達成している。映画・ドラマでの女優のエレガント所作、男優のスマート所作指導にも定評がある。ベストセラー『「育ちがいい人」だけが知っていること』『もっと!「育ちがいい人」だけが知っていること』 (ダイヤモンド社)他著書多数。All About 暮らしのマナーガイド。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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