2026年卒の学生が選ぶ「就職ブランドランキング」 “男女ともに1位”を獲得した人気の企業は？

文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所は、2026年卒業予定の学生を対象とした「2026入社希望者対象 就職活動（前半） 就職ブランドランキング調査」の結果を発表した。今回は男女・文理別人気企業ランキングを紹介する。

男女の人気企業ランキング、気になる1位は……？

男子学生の間で最も高い支持を得たのは、グローバルに事業を展開する大手総合商社の伊藤忠商事。深夜残業を禁止し朝早くから働くことを推奨する「朝型勤務」やがんと仕事の両立支援など、「働き方改革」に取り組んでいる。また、成果に応じた評価・報酬制度も導入している。

2位には日本生命保険、3位には三菱商事が続いた。4位は三井物産、5位にはソニーがランクインし、商社や金融に加えてメーカーへの関心も見られる結果となった。 女子学生のランキングでも1位は伊藤忠商事。近年は女性活躍推進委員会の設置や仕事と育児の両立、フェムテックの活用など、女性のキャリア形成を支える取り組みに力を入れているようだ。2位には全日本空輸（ANA）、3位には日本航空（JAL）がランクインした。

文系・理系学生の人気企業ランキング気になる1位は？

文系学生のランキングでも、伊藤忠商事が首位を獲得。また2位の日本生命保険、4位の第一生命保険など、生命保険業界が複数ランクイン。3位に博報堂、9位にはソニーミュージックグループが入り、広告やマーケティングといった創造的な分野にも関心が集まっているようだ。 一方、理系学生の1位はソニー。エレクトロニクスに加え、AI・半導体・エンタメ領域に至るまで多岐にわたる研究開発分野が存在している。

2位には明治グループ（明治・Meiji Seika ファルマ）、3位には文系部門でも1位を獲得した伊藤忠商事が入った。さらに、NTTデータ（4位）やSky（9位）といったIT・SIer系企業、味の素（5位）やパナソニックグループ（6位）などの大手メーカー、グーグル（7位）といった外資系テック企業も上位に入った。

今後の社会変化や業界動向に伴い、就活生の価値観にもさらなる変化が予想される。次回以降の調査も、業種別や志望動機の傾向にも注目が集まりそうだ。

＜参考＞
文化放送キャリアパートナーズ 就職情報研究所「2026入社希望者対象 就職活動（前半） 就職ブランドランキング調査」
伊藤忠商事「働き方改革」

＜調査概要＞
調査名：2026入社希望者対象 就職活動（前半） 就職ブランドランキング調査
調査対象：2026年春入社希望の「ブンナビ」会員　（現大学4年生、現大学院2年生）
調査期間：2024年10月1日 ～2025年3月15日
調査方法：文化放送キャリアパートナーズ運営の就職サイト「ブンナビ」上でのWebアンケート
文化放送キャリアパートナーズ主催の就職イベント会場でのアプリアンケート
文化放送キャリアパートナーズ就職雑誌＆デジタルブック内QRコードアンケート
※投票者1名が最大5票を有し、志望企業を1位～5位まで選択する形式
総得票数：6万2612票
有効回答数：1万9856（うち男子：1万2415・女子：7441／文系：1万4036・理系：5820）

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