ブラジャーもリサイクルする時代?

バッグ
ブラ・リサイクルの専用バッグは全国の店舗で配布中
下着って捨てるのに困るなと思ったことはありませんか?特にワイヤーやホックなどの金属類のついているブラジャーは捨て方が複雑だし、無造作にゴミ袋にいれるのは抵抗があるし、誰かに見られたらという心配も……。なんて考えていると、ついつい捨てるのが億劫になってタンスの中に古いブラがたまってしまったりするんですよね。ここで頷いたあなた、ぜひ、ブラ・リサイクルに協力してみませんか?

ブラジャーのリサイクルなんて、聞き慣れません。「そんなことできるの?」思う人もいるかもしれませんね。

それができるんです!というのが、今回のお話。ワコールホールディングスが2月12日から4月22日まで行っているブラ・リサイクルキャンペーンのご紹介です。全国各地のワコールの店頭で使い古したブラジャーを回収し、これを固形燃料として再生させ、温暖化防止に役立てることを目指しています。

参加方法は、簡単です。全国各地のワコールの店舗でブラ・リサイクルバッグを配っていますので、こちらを入手し、タンスの中に眠る使用済みのブラジャーを入れ、封をしっかり留め、店舗に持っていけばOK! 対象となるのはワコール製のブラジャーのみです。

ブラジャーが地球にやさしい燃料に!

RPF
リサイクルされたブラは、こちらの固形燃料、RPFに。石炭に比べ、CO2の排出量は30%少ない
「でも、誰かが封を開けるのよね」
という心配もありません。そのまま封を切らずに、リサイクル工場で粉砕されるからです。粉砕した布類は、金属類を磁石で除去した後、ギュッと凝縮し、固形燃料、RPFに生まれ変わります。RPFは、Refuse Paper & Plastic Fuelの略で、どこで発生したどんなものかが明確になっている民間企業からの廃棄物、つまり産業廃棄物を原料としている固形燃料のことです。

RPFは、石炭の3分の1の価格で、CO2などの環境規制物質も少ないため、化石燃料の代替燃料として、注目されています。もちろん温暖化防止対策にも一役買えるというわけです。

ちなみに、同じ固形燃料のRDF は、Refuse Derived Fuelの略で家庭で捨てられる生ゴミやプラスチックゴミなどの廃棄物を固形燃料にしたもののことです。

ワコールでは、数年前から、ブラジャーやガードルなどの製造過程で排出する裁断くずの処理方法としてこのRPFを採用していました。一般を対象としたブラ・リサイクルキャンペーンは2008年に続き、今年で2回目になります。昨年は3トン分のブラジャーを回収したというのだからなかなかスゴイ。リサイクルして作られたRPFは、発電用回収の燃料として、製紙会社などに供給しているそうです。

地球にやさしい企業活動って?

ガイドは常々、ボランティアってアイディア次第だなと思っていますが、この取り組みもまさにそんな印象を受けます。環境問題への関心の高まりに加え、世界的不況などを背景に、企業のあり方や、私たちと物の付き合い方が問われている時代です。物を作って売るだけではなく、最後まで責任を持つというのは、多少のコストはかかるにしても、どこの企業にもどんどん取り入れていってほしいもの。それは、企業が環境問題にどんな姿勢で向き合っているかを判断する指針にもなって次の購買意欲にもつながりますから。

もうすぐ春。新しい季節に向かって、部屋を整理してさっぱりしたい!と思ったら、タンスの中をのぞきこんで、ブラ・リサイクルキャンペーンに参加してみてはいかがですか?詳細はワコールの特設サイトへ。ブラの美しいレースをリメイクする技のご紹介もされていますよ。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。