ミレニアム開発目標は国際社会の公約

MDGSロゴ
ほっとけない 世界のまずしさが作ったMDGsのロゴマーク。多くの人にわかりやすいようにとポップなデザインに仕上がっています。これから目にすることも多いかも。
2008年7月7日から9日にかけて行われる洞爺湖サミット。主要議題となるのは地球温暖化です。ポスト京都議定書の「洞爺湖プロセス」をどう構築するかが注目されています。

そして、もう1つの注目は、アフリカ開発拡大対話が行われることです。巨額な累積債務を抱えたまま、飢餓や紛争が絶えないアフリカに対し何ができるかなどが協議されます。ここで、クローズアップされるのは、ミレニアム開発目標、英語にするとMillennium Development Goals(ミレニアム・デベロップメント・ゴールズ)略してMDGsです。

MDGsとは、簡単に言ってしまえば、地球上から飢餓や貧困をなくし、誰もが幸せな暮らしを手にするために決められた国際社会の公約。国際社会がとるべき行動の指針が共通の目標として示されています。

2000年9月ニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットに参加した147の国家元首を含む189の加盟国は、21世紀の国際社会の目標として採択された国連ミレニアム宣言が元になっています。

8つの目標、18のターゲット

サミット
主要8ヶ国によって話し合われるサミット。世界から貧困と飢餓をなくすことは国連の公約であり、先進国の責任です。
ミレニアム宣言では、21世紀の国連の役割の方向性をしめしたものです。平和と安全、開発と貧困、環境、人権とグッド・ガバナンス(良い統治)、そしてアフリカ問題が、21世紀の国連が解決すべき課題として掲げられています。そしてこの国連ミレニアム宣言と、1990年代の主要な国際会議やサミットで採択された国際開発目標を統合し、一つの共通の枠組みとしてまとめられたものがミレニアム開発目標、MDGとなるわけです。

目標というくらいですから、目指す内容や達成期限も明確に設定されています。

目標は以下の8つです。
●目標1. 極度の貧困と飢餓の撲滅
●目標2. 初等教育の完全普及
●目標3. ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
●目標4. 乳幼児死亡率の削減
●目標6. HIV/AIDS、マラリアなどの疾病の蔓延防止
●目標7. 持続可能な環境づくり
●目標8. 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進


それぞれに達成すべき目標(ターゲット)も設定されています。たとえば、目標1には2015年までに1日1ドル未満で生活する人口比率を半減させる(ターゲット1)、2015年までに飢餓に苦しむ人口の割合を半減させる(ターゲット2)といった具体的な内容がターゲット18まで各目標に設定されています。

2008年の現在、どのくらいまで目標に近づいているかを次ページで!