もうすぐ父の日!「お父さんもまちに出よう!」 ってことで、今回は最近各地で活発に活動する“おやじの会”がテーマ。お父さんたちが集うことにはどのような意義があるのでしょう。またこれから活動をしたいときどのようなことから始めればいいのでしょうか? 

「日曜日にはごろ寝のうちのパパには無理だわ」という方のために、お父さんを地域に連れ出すヒントも合わせてご紹介しましょう。

各地で活発になるおやじの会

おやじの会はお父さんたちの私設PTA
ボランティアの新しい担い手として、地域社会の期待を集めているのが20代から40代のお父さん世代です。学校が校庭の土日の開放などで利用しやすくなったこともあり、幼稚園、保育園、小学校、さらには中学校などの保護者が中心となり、全国各地に「おやじの会」が作られています。「おやじ日本」や「おやじ東京」といったネットワーク組織も生まれ、年を追うごとに、活発になってもいるようです。

「働き盛り世代の男性にボランティアをする時間なんてあるの?」

そう考える人も多いかもしれませんね。確かに、現役バリバリのお父さん世代は、地域社会はもちろん、家庭にいる時間すら少なく、ボランティアとは縁遠い“空白の世代”であるのがこれまでの常識でした。

でも、おやじの会の活動の内容はイベントやサマーキャンプなどの行事が中心であることが多く、活動の回数は月に数回から数ヶ月に1回程度と、会によってさまざまです。多くのお父さんは子どもと一緒に遊ぶ感覚で負担のない範囲で楽しんで参加しています。

お父さんの地域力を鍛える「おやじの会」

おやじの会が注目される背景には、地域社会の崩壊が叫ばれ、子どもをめぐる凶悪な事件が頻発していることがあげられます。お父さんたちが「おやじの会」を通じ、つながっていくことで地域の核となり、子どもが伸び伸びと成長できるまちを取り戻すことが期待されているのです。

また、働き盛り世代だからこそ、地域にネットワークが作れることを喜ぶ声も多く聞かれます。職場の面倒な人間関係から解放され、利害関係のない男同士の関係をご近所に作れるのは、やっぱり楽しいのでしょうね。

子どものためは口実で
「自分でやりたいことができるのが楽しい」
「行事の後の居酒屋が最大の楽しみ」
なんていう人も多いのだとか。

サイトで公開されている各地のおやじの会の活動報告を読んでいても
「総会後、居酒屋○○で、再び総会」
「○○さんを招いてパーティ。ひたすら飲んでしまいました」
などと活発な活動(?)ぶりが伝わってきて、読んでいるこちらもニンマリしてしまいます。

でも楽しいのが原点のボランティアなのだから、それでOK! 「ボランティアに行く!!」と肩ひじはらずに、楽しく遊ぶ。まずはそこから始めればいいのではないでしょうか。

次ページではこうしたおやじの会の元祖的な存在、千葉県習志野市の秋津コミュニティの活動を紹介します。