大寒波に見舞われている日本列島。例年にない記録的な大雪に襲われた日本海側を中心に、雪の被害が連日ニュースをにぎわしています。1月9日現在、この冬の最大積雪量更新地点は15地点にも上りました。数メートルにまで積もった雪と、その上に断続的に降り続ける雪、そして除雪後の捨て場所に困るほどの大量の雪の処理など、雪国からは、「地元だけではどうにもならない!」と、除雪ボランティアを求めるSOSが寄せられています。

15地点で、最大積雪量の記録を更新

1月の最高積雪量255センチを記録した長野県飯山市内での除雪作業。かいても、かいても降り積もる雪の中、必死の作業が続いています。(写真提供・長野県ボランティア地域活動センター)
共同通信の集計では、05年の12月以降、屋根の雪下ろしの事故によって亡くなった方は北海道、東北から中国、山陰地方までの16道県で計71人、負傷者は、30道府県で計1128人(このうち重傷者は353人)に上っています。(1月9日現在)

山沿いでは、積雪が3メートルを超える地域が相次ぎ、この冬の最大積雪量更新地点は、15地点にも上りました。さらには、停電などによる生活機能のマヒや道路の寸断などにより孤立する地域も続出し、雪の被害は市民生活をもおびやかしています。雪のピークが過ぎても、雪崩や河川の増水など二次被害も懸念され、雪国の人たちは心が安まらないまま、春を迎えることになりそうです。

豪雪に見舞われている山沿いの多くは、過疎化や高齢化が顕著で「男手」と「若手」が極端に少ない地域。70代、80代のお年寄りが、雪下ろし作業中の事故に巻き込まれるケースも目立っています。例年も自力で除雪作業をすることが困難な人たちのために、各自治体やNPOなどが除雪ボランティアを募集していますが、今年は特別です。「地元だけでは、もうどうにもならない」、「1時間だけでもボランティアに参加してほしい」と、除雪ボランティアの呼びかけには、ひっ迫した言葉が並び、豪雪の深刻さを物語っています。

1月7日に自衛隊の出動を要請した長野県飯山市では、同日、32名のボランティアを受入れ、児童センターなど公共施設4ヶ所、高齢者宅2軒の雪片付けを行いました。行政が優先して雪かきを行うのは「家がつぶれる」など危険度の高い世帯。優先順位は低くても、玄関先が雪に埋まり、家の外に出ることすらままならないお年寄り家庭などに、ボランティアが派遣されました。他家の除雪ボランティアの様子を見て「うちもお願いしたい」という方も増えているそうです。飯山市では、現在も除雪ボランティアを募集しています。

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