元町公園エリアの西洋館

前ページの「港の見える丘公園エリア」から徒歩約5分。岩崎ミュージアム、横浜外国人墓地、レストラン・山手十番館、山手資料館、山手聖公会の建物を見ながら歩いて行くと、元町公園周辺に到着します。ここには、「山手234番館」「エリスマン邸」「ベーリック・ホール」の3つの洋館があります。
  • 山手234番館(見る)
当時は珍しいアパートメントハウスとして建てられた山手234番館(2015年12月10日撮影)

当時は珍しいアパートメントハウスとして建てられた山手234番館(2015年12月10日撮影)

山手234番館は、1927 (昭和2)年ごろ、外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)として現在の場所に建設されました。設計者は、隣りにあるカフェ「えの木てい」と同じ朝香吉蔵。米軍による接収を経て、昭和50年代ごろまで共同住宅として使用されていましたが、1999(平成11)年から一般公開されています。1階にはリビングなどの部屋が再現されており、山手地区のパネル展示なども行われています。2階は貸出しスペースとなっています。

<DATA>
住所:横浜市中区山手町234-1
開館時間:9:30~17:00(7、8月は18:00まで)
休館日:第4水曜日(祝日の場合は開館、翌日休)、年末年始(12月29日~1月3日)
URL:山手234番館

  • エリスマン邸(見る/食べる)
緑に囲まれたエリスマン邸(2014年4月1日撮影)

緑に囲まれたエリスマン邸(2014年4月1日撮影)

エリスマン邸は、生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人フリッツ・エリスマン氏の邸宅として、1925(大正14)年から1926(大正15)年にかけて山手町127番地に建てられました。一度は解体されたものの、1990(平成2)年、現在の元町公園内に再現されました。設計は「現代建築の父」といわれるチェコ出身の建築家A・レーモンド。館内のイスやテーブルなどの家具もレーモンドの設計で、庭が眺められるサンルームが特徴。
 
エリスマン邸内の「しょうゆ きゃふぇ」で人気の「生プリン(864円税込)」(2014年12月5日撮影)

エリスマン邸内の「しょうゆ きゃふぇ」で人気の「生プリン(864円税込)」(2014年12月5日撮影)

喫茶室「しょうゆ きゃふぇ」が併設されており、天野醤油の甘露醤油をカラメルに使った「生プリン」やパスタランチなどが人気です。大きな窓から緑豊かな風景を眺めながら、ひと休みを。(営業時間:10:00~16:00)
 
<DATA>
住所:横浜市中区元町1-77-4
開館時間:9:30~17:00(7、8月は18:00まで)
休館日:第2水曜日(祝日の場合は開館、翌日休)、年末年始(12月29日~1月3日)
URL:エリスマン邸
  • ベーリック・ホール(見る)
山手西洋館で最大規模のベーリック・ホール。パームルームや子ども部屋、婦人の部屋など、見どころが満載(2014年4月1日撮影)

山手西洋館で最大規模のベーリック・ホール。パームルームや子ども部屋、婦人の部屋など、見どころが満載(2014年4月1日撮影)

四葉のクローバーのようなクワットレフォイルと呼ばれる小窓に注目(2014年12月5日撮影)

四葉のクローバーのようなクワットレフォイルと呼ばれる小窓に注目(2014年12月5日撮影)

ベーリック・ホールは、イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として、1930(昭和5)年、アメリカ人建築家J.H.モーガンにより設計されました。2000年まで、セント・ジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として使用されており、現存する戦前の山手外国人住宅の中では、最大規模の建物です。スパニッシュスタイルを基調とし、イスラム様式、フレスコ技法など、多様な建築技法が使われているのが特徴です。
 
<DATA>
住所:横浜市中区山手町72
開館時間:9:30~17:00(7、8月は18:00まで)
休館日:第2水曜日(祝日の場合は開館、翌日休)、年末年始(12月29日~1月3日)
URL:ベーリック・ホール

 

元町公園エリアの立ち寄りスポット

  • 元町公園(見る)
エリスマン邸と外国人墓地の裏側にある、歴史ある公園。開港当時、フランス人ジェラールが、ここから沸き出る水を飲料用水として発売していた場所で、「ジェラール水屋敷」「ジェラールの瓦とレンガ」に関するパネルが設置されています。プールと弓道場があります。サクラの名所でもあり、約100本のサクラが公園を覆うように咲き誇ります。
緑豊かな元町公園。春はサクラが咲き誇ります(2014年4月1日撮影)

緑豊かな元町公園。春はサクラが咲き誇ります(2014年4月1日撮影)

 
  • えの木てい(食べる)
1927(昭和2)年に建てられた洋館を利用したティールーム。アンティーク家具や暖炉などがあり、山手の雰囲気を感じることができます。看板メニューのひとつ、チェリーサンドはおみやげにも最適。
URL:えの木てい
 
  • ブリキのおもちゃ博物館(見る/買う)
ブリキのおもちゃコレクターの第一人者・北原照久氏が館長を務める博物館。1890年代から1960年代にかけて主に日本で製造されたおもちゃ約3000点が常時展示されています(入館有料)。TOYS CLUB、Christmas Toys(いずれもショップ)を併設。
URL:ブリキのおもちゃ博物館
 
  • 山手資料館(見る)
1909(明治42)年に建てられた木造建築の洋館。1977(昭和52)年に現在地に移築され、開港当時のようすがわかる資料館として公開されています(入館有料)。
 
  • 山手十番館レストラン&カフェ(食べる)
昭和42年オープンのレストラン「山手十番館」(画像提供:山手十番館)

昭和42年オープンのレストラン「山手十番館」(画像提供:山手十番館)

特選和牛の開化ステーキ重(吸物・香物付、3000円税別) ※ディナータイムはドリンク付きで3300円税別(画像提供:山手十番館)

特選和牛の開化ステーキ重(吸物・香物付、3000円税別) ※ディナータイムはドリンク付きで3300円税別(画像提供:山手十番館)

1967(昭和42)年にオープンした歴史あるレストラン。1階はカフェ、2階はレストランになっています。2015年11月にリニューアルし、メニューが一新。レストランでは、十番館伝統料理「開化ステーキ」をお重スタイルで提供する「特選和牛の開化ステーキ重」などが食べられます。6月からは、夏季限定でビアガーデンもスタート。
 
URL:山手十番館
 
  • 外国人墓地(見る)
ペリーとともに日本にやってきた水兵・ロバート・ウィリアムズを埋葬したのがはじまり。日本の西洋化へ尽力した多くの外国人が埋葬されています。墓地内は通常非公開となっていますが、3月~12月までの毎週土・日・祭日(雨天を除く)の12:00~16:00まで募金公開が行われています。
URL:外国人墓地
 
  • 岩崎ミュージアム(見る/食べる)
1885(明治18)年に建てられた商業劇場ゲーテ座の跡地に建つ博物館。服飾にまつわる展示やギャラリーでの企画展が鑑賞できます。このほか、アンティークドレスを着て記念撮影(有料)することも。コンサートが開かれる「山手ゲーテ座ホール」と「カフェ アナーキーママ」を併設。(入館有料)
URL:岩崎ミュージアム

 

イタリア山庭園エリアの西洋館

元町公園エリアから徒歩約15分、フェリス女学院やカトリック山手教会の前を通り過ぎながら山手本通りをどんどん進むと、イタリア山庭園に到着します。イタリア山庭園は水や花壇を幾何学的に配したデザインの公園で、四季折々美しい草花が楽しめます。庭園内には「外交官の家」「ブラフ18番館」の2つの洋館があります。
  • 外交官の家(見る/食べる)
幾何学模様の洋風庭園が美しい、外交官の家(2014年4月1日撮影)

幾何学模様の洋風庭園が美しい、外交官の家(2014年4月1日撮影)

イタリア山庭園の中にある洋館で、国指定重要文化財。明治時代、外交官だった内田定槌の邸宅として、1910(明治43)年に東京都渋谷区南平台に建てられました。1997年、山手イタリア山庭園に移築復元、一般公開されました。設計者はアメリカ人建築家・J.M.ガーディナー。アメリカン・ビィクトリアン洋式を取りいれた華やかな装飾が特徴です。室内はアール・ヌーボー調の家具などが再現され、当時の外交官の暮らしぶりがうかがえます。

併設の喫茶室「BLUFF Garden Cafe」では、みなとみらいと庭園が一望できるロケーションでお茶や食事が楽しめます。(営業時間:10:00~16:00)

<DATA>
住所:横浜市中区山手町16
開館時間:9:30~17:00(7、8月は18:00まで)
休館日:第4水曜日(祝日の場合は開館、翌日休)、年末年始(12月29日~1月3日)
URL:外交官の家
  • ブラフ18番館(見る)
フランス瓦の赤い屋根とグリーンの窓が印象的な、ブラフ18番館(2014年4月1日撮影)

フランス瓦の赤い屋根とグリーンの窓が印象的な、ブラフ18番館(2014年4月1日撮影)

光あふれるサンルームの窓は引き戸式。和洋折衷スタイルです(2015年12月10日撮影)

光あふれるサンルームの窓は引き戸式。和洋折衷スタイルです(2015年12月10日撮影)

関東大震災後に山手町45番地に建てられた外国人住宅で、イタリア山庭園に移築された洋館です。カトリック山手教会の司祭館として、1991年まで使用されていました。館内には、元町で製作されていた当時の横浜家具が復元・展示され、震災復興期(大正末期~昭和初期)の外国人邸宅の暮らしが再現されています。

<DATA>
住所:横浜市中区山手町72
開館時間:9:30~17:00(7、8月は18:00まで)
休館日:第2水曜日(祝日の場合は開館、翌日休)、年末年始(12月29日~1月3日)
URL:ブラフ18番館
 

イタリア山庭園エリアの立ち寄りスポット

  • イタリア山庭園(見る)
明治時代にイタリア領事館がおかれたことから「イタリア山」と呼ばれています。ここの庭園は、イタリアで多く見られる庭園様式を模し、水や花壇を幾何学的に配したデザインとなっています。
 
  • 山手公園(見る)
山手公園の管理事務所として利用されている「山手68番館」(2014年4月1日撮影)

山手公園の管理事務所として利用されている「山手68番館」(2014年4月1日撮影)

日本初の洋式庭園。1870(明治3)年に横浜居留外国人によって作られました。ヒマラヤスギの緑に囲まれたテニスコートのほか、テニス発祥記念館があり、入場無料で誰でも見学可能です。春には約30本のサクラが咲く、静かなお花見スポットです。
※くわしくは記事で→横浜・山手公園でしっとりとお花見を
 

山手西洋館では季節が感じられるイベントがいろいろ

10月下旬に行われるハロウィンイベントでは、かわいい仮装をした子どもたちがいっぱい(2015年10月25日撮影)

10月下旬に行われるハロウィンイベントでは、かわいい仮装をした子どもたちがいっぱい(2015年10月25日撮影)

12月には各館でクリスマス装飾が施されます(2015年12月10日撮影)

12月には各館でクリスマス装飾が施されます(2015年12月10日撮影)

山手西洋館7館では、1年を通して、さまざまなイベントが開催されています。コンサートやワークショップなどのイベントのほか、ハロウィンやクリスマスなど季節が感じられる展示イベントが行われます。公式サイトをチェックしてお出かけください。
URL:山手西洋館公式サイト
 

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