異国情緒あふれる横浜・山手西洋館を歩く

横浜観光の超定番といえば、山手の西洋館めぐり。横浜ガイドがおすすめするのは、みなとみらい線元町・中華街駅をスタートし、JR石川町駅までの約2kmを歩くコースです。クラシカルな雰囲気のカフェやレストランでひと休みしながら、入館無料の西洋館をめぐりましょう。
異国情緒あふれる山手西洋館は、横浜観光の人気スポット。画像はイタリア山庭園にある「外交官の家」(2014年4月1日撮影)

異国情緒あふれる山手西洋館は、横浜観光の人気スポット。画像はイタリア山庭園にある「外交官の家」(2014年4月1日撮影)


山手西洋館めぐりの注意点とは?

山手エリアは、横浜が開港した当時、外国人居留地に定められ、大正から昭和初期にかけて外国人が住む洋館が多く建てられました。現在は7つの西洋館が無料で公開されています。「港の見える丘公園エリア」に2館、「元町公園エリア」に3館、「イタリア山庭園」に2館あり、それらを結ぶのは坂道。歩きやすいことはもちろん、ほとんどの洋館は靴を脱いで入館するので、脱ぎ履きしやすい靴で訪れることをおすすめします。

西洋館めぐり、どの駅からスタートすればいい?

山手西洋館めぐりのスタート駅は、みなとみらい線元町・中華街駅とJR石川町駅のふたつ。横浜ガイドがおすすめするのは、坂の上までエレベーターであがれる元町・中華街駅をスタートし、JR石川町駅をめざす約2kmのコースです。

では、山手西洋館めぐりに出発!

横浜・山手西洋館めぐりおすすめコース(約2km)

みなとみらい線 元町・中華街駅(6番出口)
↓エレベーターもしくはエスカレーター利用
アメリカ山公園
↓徒歩約7分
横浜市イギリス館
↓徒歩約2分
山手111番館
↓徒歩約5分
山手234番館
↓徒歩約1分
エリスマン邸
↓徒歩約1分
ベーリック・ホール
↓徒歩約15分
ブラフ18番館
↓徒歩約2分
外交官の家
↓徒歩約8分
JR石川町駅(元町口)

横浜赤レンガ倉庫から山手西洋館へのアクセスは「あかいくつ」バスが便利(2014年12月5日撮影)

横浜赤レンガ倉庫から山手西洋館へのアクセスは「あかいくつ」バスが便利(2014年12月5日撮影)

なお、横浜赤レンガ倉庫から山手へ行く場合は、観光スポット周遊バス「あかいくつ」が便利です。「中華街・元町(C)ルート」利用、約20分で「港の見える丘公園前」に到着します。

※くわしいルートや時刻表は公式サイトでご確認ください→横浜 観光スポット周遊バス「あかいくつ」


 

港の見える丘公園エリア

みなとみらい線元町・中華街駅の直上にあるアメリカ山公園を抜け、左に曲がってまっすぐ進むと、「港の見える丘公園」に突き当たります。このエリアには、「山手111番館」と「横浜市イギリス館」があります。5月中旬と10月中旬のバラの季節はローズガーデンが美しく、特に多くの人が訪れます。

 

  • 山手111番館(見る/食べる)
3連アーチの玄関が印象的な山手111番館(2015年5月21日撮影)

3連アーチの玄関が印象的な山手111番館(2015年5月21日撮影)

山手111番館は、1926 (大正15)年にアメリカ人ラフィン氏の住宅として現在地に建てられました。設計者はJ.H.モーガン。3連アーチの玄関と赤い瓦屋根と白壁が印象的な2階建ての建物で、スパニッシュスタイルの意匠になっています。ホールは吹き抜けになっていて、昭和初期のクラシカルな雰囲気が体感できます。

「カフェ・ザ・ローズ」店頭ではローズソフト(400円)の販売もあります(2015年5月21日撮影)

「カフェ・ザ・ローズ」店頭ではローズソフト(400円)の販売もあります(2015年5月21日撮影)

隣接するローズガーデンが入口となっている地階部分は「Cafe the Rose(カフェ ザ ローズ)」という喫茶スペースです。ここでしか味わえないオリジナルティー「カフェ・ザ・ローズ オリジナルローズティー」がおすすめ。(営業時間:10:00~17:00)
※くわしくは記事で→朝ドラ「まれ」横浜編で希が食べ歩いたケーキ屋はここ

 
<DATA>
住所:横浜市中区山手町111
開館時間:9:30~17:00(7、8月は18:00まで)
定休日:第2水曜日(祝日の場合は開館、翌日休)、年末年始(12月29日~1月3日)
URL:山手111番館


  • 横浜市イギリス館(見る)
バラの季節はひときわ美しい横浜市イギリス館(2014年5月16日撮影)

バラの季節はひときわ美しい横浜市イギリス館(2014年5月16日撮影)

山手111番館に隣接するイギリス館は、1937 (昭和12)年、英国総領事公邸として現在地に建てられました。玄関脇には王冠入りの銘版が、正門脇には銅板(British Consular Residence)がはめこまれており、由緒ある建物である事を示しています。1階ホールはコンサートなどに、2階集会室は会議などに使われていますが、コンサートがない日、2階展示室や復元された寝室などは見学可能。

<DATA>

住所:横浜市中区山手町115-3
開館時間:9:30~17:00(7、8月は18:00まで)
休館日:第4水曜日(祝日の場合は開館、翌日休)、年末年始(12月29日~1月3日)
URL:イギリス館


港の見える丘公園エリアの立ち寄りスポット

  • 港の見える丘公園(見る)
1962(昭和37)年に開園した、横浜を代表する観光スポット。その名の通り、横浜の港を一望できます。
横浜らしい観光地のひとつ「港の見える丘公園」(2014年5月16日撮影)

横浜らしい観光地のひとつ「港の見える丘公園」(2014年5月16日撮影)


  • 大佛次郎記念館(見る/食べる)
横浜生まれの作家・大佛次郎(おさらぎ じろう)に関する資料が展示されている記念館。猫好きな大佛次郎が集めた“ネコグッズ”も展示されています。併設のティールーム「霧笛」では、紅茶がおすすめ。(入館有料・ティールームのみの利用は入館無料)
URL:大佛次郎記念館

  • 県立神奈川近代文学館(見る/食べる)
1984年(昭和59)に開館した、近代日本文学専門の資料館。夏目漱石、芥川龍之介、泉鏡花など、神奈川ゆかりの作家の雑誌を多く収集しており、常設展、企画展を開催しています(入館有料)。大きな窓から緑が見える喫茶室を併設(展示室のみ有料)。以前、横浜が舞台のマンガ『文豪ストレイドッグス』とタイアップした展覧会を開催(2014年、2015年)し、若い女性の来館者が増えたそうですよ。
URL:県立神奈川近代文学館

  • ブラフ99ガーデン(見る)
アメリカ山公園から港の見える丘公園に向かう道沿いに2014年4月にオープンした緑の広場。港の見える丘公園の拡張区域として、山手の洋館の前庭をイメージしてバラや宿根草、樹木が植えられており、1年を通して花や緑が楽しめます。入園自由。
2014年にオープンした花と緑がいっぱいの広場「ブラフ99ガーデン」(2015年5月21日撮影)

2014年にオープンした花と緑がいっぱいの広場「ブラフ99ガーデン」(2015年5月21日撮影)


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