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小学校受験に備え、夏にやっておきたいこと

小学校受験に備えるため夏に何をしたらよいのか、最近の入試の傾向は何かを幼児教室の先生に伺いました。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド

小学校受験にとって夏というのは入試本番の秋に備える大事な時期です。夏の今しかできないことは何かを中心に、東京板橋にあるEmi Study Roomの矢崎先生にお話を伺いました。年長の受験生にもこれからの方々にも参考になる内容でしたのでここでご紹介します。

今の時期にすべきことは何か?

先生
夏休みは自立心を養うチャンス!
Q.秋の入試本番を控えた今、受験生にぜひやって欲しいことはなんですか?
A.夏休みなので時間がたくさんあります。自立心を養うための合宿やキャンプなどに出かけて欲しいですね。親から離れて生活することが大事です。そうしたイベントへの参加が難しければ、親戚でも構わないので、何日か子どもだけで泊まって過ごしてはいかがでしょう。目的は身の回りのことができるようになり、精神的な自立が促されることです。本人を甘やかさないようにお願いして下さい。

また、体力のない子どもが増えているのでしっかり外遊びをさせて欲しいです。周りの子みんなと遊べて、身の回りのことが普通にできれば生活面では充分と言えます。

Q.最近の子どもに目立つ特徴があったら教えて下さい
A.男の子に多いのですが、母親が大事に育てすぎで弱々しい子が見られます。足が弱いためすぐに歩けなくなり、食事にも好き嫌いが多いようです。合宿などで限られた物しか食べられなかったり、ソースやしょう油をかけることもできないお子さんが多数です。親がフィルターをかけてしまって、子どもに片寄った情報しか与えなかったりします。転ばぬ先の杖も行き過ぎると、免疫ができずにひ弱になってしまいます。

グループ遊びなどをすると、横にいる友達と普通に話せない子どもが目立ちます。指示をされないと自分からは動けないんですね。入室される時点で、こうした社会性がしっかり備わっているお子さんは少なくなっています。

最近の入試傾向と「遊びのコース」の関係
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