教育をアウトソーシングしない
幼児教室任せではお受験は成功しない |
幼児の受験は家庭でのしつけ、働きかけが重要です。教室にいる間だけでは不十分だと心得てください。極端な話、毎日教室に通っても一回の時間は1~2時間で、合計週14時間程度でしょう。家庭で過ごす時間の方がずっと長いのです。教室で様々な指導を受けても、家でテレビばかり見せていては、入試の行動観察時にお笑い芸人のギャグを真似して台無しにしてしまうかも知れません。
自由気ままにさせていては子どもはわがままになります。しかし親の考えを一方的に押しつけても、萎縮してしまいます。子どもらしい発想や好奇心は伸ばしながら、社会性を育てる上で一線を越えたらきっちり指導するというバランスが大事です。
それはやはり各家庭でしかできないことなのです。こうした親子関係は入試の際に試験官に伝わるはずです。仮に入試に失敗しても、その後の人生にも必ずプラスになります。
付け焼き刃は成功しない
学校の先生というのは子育てこそ自分の子どもでしか経験していませんが、なにしろたくさんの子どもとその親を見てきています。ですから人を見る目を持っているのです。ということは、入試直前に外見をあわてて取り繕っても内面を見透かされてしまいます。もちろん先生も神様ではありませんので、間違うことはあります。でも、まぐれ当たりでの合格を期待して受験する人はいないでしょう。
行動観察にウェイトをおく学校は、少なくとも一年以上かけて普段の行動パターンを修正していかなくてはなりません。「受験してみようか」と思い立った時から、受験準備は始まっています。親の立ち居振る舞いをお子さんは真似するのですから。子育ての姿勢を問われるのが、幼稚園・小学校受験と覚悟して臨みましょう。
■幼稚園・小学校受験の基礎知識(「合格のための4ポイント」「合格ママからのアドバイス」「合格に近い親になる」など)はこちら
■小学校受験の対策はこれでバッチリ!「お受験対策カレンダー」にもどる