校長先生
面接では「独り善がり」「自分勝手」は命取り
早い学校では9月に面接が始まっている。面接に関する細かい点については「(小学校・幼稚園入試) 願書・面接の準備」を参照していただきたい。今回はワンポイントに絞ってお伝えしたいことがある。それはタイトルにもあるとおり、「小学校入試における面接はマニュアル頼みでは突破できない」ということなのだ。

ご存じの通り中学入試の面接は、「学力で選び人物に問題点がないかを確認する」のが主な役割だ。ところが小学校受験ではペーパー等の知的発達は足切りに用いられ、「面接と行動観察で合否が決まる」ため重要度は中学受験の比ではない。

ガイドは小学校受験と中学受験用面接ハウツービデオの監修も引き受けたので言いにくいが、ハウツー本やマニュアルだけでは突破できないのが小学校受験の面接なのだ。

つまり「付け焼き刃」ではごまかせないということ。態度や言葉遣いが丁寧に見えるだけでは不十分で、マナーの達人が言うように時には形式を破っても相手の気持ちを尊重できるかどうかがポイントだ。

面接では「独り善がり」「自分勝手」が最も嫌われる。これから話をしようという相手を認め、尊敬する気持ちを持って臨んでいるかどうか伝わってしまうのだ。「うまいこと言いくるめてやろう」とか「上手に演技して早いとこと切り抜けよう」などと内心思っていたら見抜かれてしまう。

これから何年間も大事な子どもを託そうという相手に対して、不遜な気持ちを持って接してはいけないことはわかるだろう。面接会場に入る前に、もう一度この点を確かめてほしい。

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