人間関係

「オレは何もしてない」としか言わない……父親の浮気疑惑を中学生の娘が鋭く追い込む展開に

年が改まると、人は自然と気持ちも改まるもの。「バカげた騒動に巻き込まれる」こともある。年末年始、“バカ夫”が巻き起こしたトラブルに怒りが止まらない母娘がいる。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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新年早々、父親がやらかした

新年早々、父親がやらかした。母娘にとっては、あきれるしかない状況で……

年が改まると、人は自然と気持ちも改まるもの。パートナー絡みで「バカげた騒動に巻き込まれる」こともある。新年早々はハプニングもつきものだ。

大晦日に夫の「関係者」が家を襲撃!?

「この年末年始は、バカ夫のせいでひどい目に遭いました」

あきれたような口調でそう言うツバキさん(44歳)。結婚して14年、中学生の一人娘がいる。3歳年上の夫とは共働きで、時間を合わせながら協力してやってきた。

「うちは都心から離れた郊外の一軒家なんです。つい先日の大晦日、家族で大掃除をしていたら、夫が突然、『ごめん、ちょっと出てくる』と言い出して。サボるのはダメだからねーと娘と笑いながら言うと、夫の顔がこわばっている」

そのまま玄関を出た夫だが、しばらくすると家の前で何やらちょっとした騒ぎが起こっていた。ツバキさんが玄関を開けてみると、路上で女性と夫が何やら言い争っている。声をかけようとした時、夫がこちらを振り向いた。

「どうしたの?と声をかけたら、女性がこちらに向かって走ってきたんです。20代後半くらいかなあ。彼女、必死な形相で『私たち、結婚するはずだったんです。でも奥さんが離婚してくれないんですって?』と叫んだ。いきなりの爆弾発言で、何言ってるの、この人……という感じでした。近所の人まで顔をのぞかせ始めたので、夫は彼女の腕をとって、私の方を見ながら『送ってくる』って」

夫は「無関係」を主張するが……

もちろん、その様子は娘も見ていた。夫が帰宅すると、ツバキさんと娘とでいったいどういうことなのかと詰め寄った。

「一緒に仕事はしていないけど会社の後輩であること、以前から仕事のことや付き合っている彼のことで相談に乗っていた。そのうちなぜか、自分の運命の相手は夫だと思い込み、年末年始の休みで会えないこともあって家まで来た。それが夫の言い分です。自分たちは“無関係”だとやたらと強調していましたね」

ツバキさんは、お調子者の夫のことだから口説いたことはあるだろうという直感があった。ひょっとしたら関係も持っているかもしれない。離婚して一緒になりたいくらいのことは言ったのではないだろうか。

>娘が鋭い指摘で夫を追い込む展開に
 
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