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私立小学校講演会「光塩女子学院」編

カトリックの価値観に基づき学習指導と生活指導を行っている女子名門校の一つである光塩女子学院初等科の教育について話を聞く機会があったのでご紹介する。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド

お受験情報サイトe-ojuken主催幼児教室ascendリトルバード共催の私立学校講演会を取材できた。この模様を記事にする許可を頂いたので、読者のみなさんにぜひ伝えたい部分を中心にまとめた。今回はその1として「光塩女子学院初等科小圷 洋 教頭先生」のご講演についてお伝えする。

講演会の様子

光塩小講演会
光塩女子学院初等科の教育理念をはじめ、講演会は熱を帯びていた
お茶の水のコンファレンスルームで午後12:30から16:00の予定で開かれた。会場の定員は60名だが満員の盛況で、夫婦での参加も多く見られた。ほぼ全員が紺または黒のお受験ルックでの参加。やはりここまで揃うと少々異様に感じるが、お受験の世界ではこれが普通か。

講演が始まってから2~3名の遅刻者が見られたが、これが入試や学校説明会だったらどうするのであろうか。開始時間が決まっているイベントは時間を守る姿勢で臨んで欲しい。ここで遅刻するということは、平静の生活でも時間にルーズだと思われても仕方がない。集合時刻に対し5分の遅刻でも入試を受けさせない学校があることをお忘れなく。

光塩女子学院初等科教育の特徴とは?

カトリックを生き方の基本に置いている。とはいえ、信者である必要はないし、キリスト教を押しつけることはしない。建学の精神に賛同する家庭のお子さんに来て欲しいとのこと。

どんな子に育って欲しいかというと

■自分が正しいと信じることを堂々と主張する
■他のために何ができるかを考えて行動する

子どもであり、これは即ち建学の精神に通ずるものである。

小学校での学習内容はゆとり教育以前のカリキュラムを使用しており、完全5日制では学習時間が不足するため隔週5日制をとっている。私立中学入試にも対応できる内容を教えている。また2クラス3人担任制をとっており、多様な目で子どもを見るようにしている。

特徴として「日記指導」がある。低学年では毎日、高学年でも週に2~3度、卒業まで大学ノート40~50冊にもなる日記を書いてもらっている。これは後に生徒から宝物だと言われるようになる。また英語もネイティブティーチャーと日本人の先生のペアで教え、帰国子女並に話せる英語教育ができている。
次ページは「光塩女子学院初等科 入学者選抜の考え方」です。
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