慣れは怖い

一年またはそれ以上小学校入試の準備をしてくると、お子さんにも慣れが出てきます。ですからペーパーでの○の付け方や、先生が「始め」と言ってからクーピーペンを握り、「終わり」と言ったらすぐにやめるなど、当たり前のことをチェックしてください。

自信がついてくると「ボク、なんでもできるよ」というのを見せたいばかりに、フライングしてペーパーをめくったりしてしまう勇み足に気をつけましょう。テープで流れる問題が途中でわかり、最後の指示を聞き逃して答えを書いてしまうこともあります。

今ここで、もう一度基本のチェックをしてあげて下さい。

不安は伝染する

不安な母
親の不安は子どもに伝染する
親の不安は子どもに伝染します。家庭で復習している際に思わぬ穴を発見してしまっても、「なんでこんなのができないの! 前はできたでしょ!」などと言うのは禁物です。「これができないとダメだ……」と思わせてしまったら、本番で同じ問題が出たときにそのことを思い出して、実力が発揮できなくなってしまうかも知れません。

できる問題を交え自信をなくさないようにしながら、忘れた箇所を復習すればよいのです。ここまできたらメンタルのコントロールの方が重要です。自信がないために試験中、周りをキョロキョロする子がいます。答えを真似しようとは思っていないでしょう。でも不安で確かめずにいられないのです。その結果がどうなるかはおわかりでしょう。

ですからお子さんに、お母さんが不安な様子を見せてはいけません。入試も模試の延長のように受けることができるのが理想です。

あせりは禁物

親の不安と関連しますが、あせりも禁物です。出願や面接など大事な手続きがあると、ついお子さんよりもそちらに注意が向かって、「今、お母さんはあなたの大事な書類で忙しいんだから静かにしてて!」などと怒鳴ったりしていませんか。

確かに書類を作成したり、必要な物を揃えたり、受験料を振り込んだりとやらなくてはならないことが沢山あります。どれも大事ですが、それを強調してお子さんをないがしろにすると「いつものお母さんじゃない!」というのが伝わってしまいます。余裕を持って準備を進め、イライラせずにお子さんの話を聞いてあげましょう。

また家庭学習も頑張らせすぎに注意しましょう。直前にあれもこれもとやらせてはいけません。あくまでいつものペースを保ってください。教室に通うのと同じように試験会場に向かうことができることが理想です。

リスク管理を忘れずに

この時期は季節の変わり目で、気温の変化が激しく体調管理に気をつかいます。規則正しい生活、栄養のある食事、十分な睡眠時間が大切です。

面接や考査の当日は、交通機関の乱れも予想してバックアップルートを利用しても間に合う時間に家を出ましょう。バスや車の利用は極力避け(時間が一定でないため)、できるだけ電車と徒歩で通えるルートを選んでおきます。最寄り駅から学校までバスを利用せざるを得ないときは、満員で待つことも想定して早めに出かけます。考査日と同じ曜日と時間に事前調査しておけば完璧です。

受験票を忘れるなどあってはならないことですが、念のためコピーをして親子別々の荷物に入れておけば安心です。チェックリストを作れば、忘れ物をすることはなくなります。念のためお腹の薬なども持参するといいでしょう。

何ごとも思い通りに行かないことがあるもの。そんな時の代替手段を用意してリスクに備えましょう。
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