合同説明会、学校説明会、文化祭、体育祭などと共にオープンスクールが多くの私立小学校・中学校で開かれるようになってきた。説明会と違いはあるのだろうか。

一般的な学校説明会とは

オープンスクールと説明会の違いを知るために、まずは一般的な学校説明会はどのように行われるのか見てみよう。主に次のようなことが行われる。
  • 学校長の挨拶、教育方針の説明
  • 教育内容や学校施設の説明
  • 場合によっては入試の選抜ポイントの説明
  • 生徒達の様子(ビデオやスライド)
  • 質疑応答
  • 校内見学
  • 各種資料配付
加えて授業参観を実施するところもある。小学校では授業参観がセットになっている方が普通だ。しかし逆に志願者が多く、校内に収容できずに説明会は外部会場で実施する学校もある。

学校説明会の基本は志願者の保護者が対象であることだ。そこで保護者に向け学校のアドミッション・ポリシー(学校が求める生徒像)を伝えるという場である。後述するがオープンスクールとの一番の違いはここにあると言える。

オープンスクールでは

私立中学のオープンスクールは子どもが参加できるのが基本だ。受験生に学校生活を体験してもらい、入学したいという気持ちを持ってもらうために行われる。小学校では子どもが小さいこともあり、子どもの参加ができない学校の方が多いのは仕方がないところ。その代わり授業も休み時間も自由に校内を見て回れるようにしている。
黒板
オープンスクールで体験授業

よく行われている試みは
  • 学校が特に力を入れている取り組みの公開
  • 在校生と参加者のコミュニケーションの場を積極的に設け工夫を凝らす
  • 授業を体験できる
  • 生徒が参加者を案内する
  • 生徒がスピーチをする
  • クラブ活動の発表があったり、実際に体験できる
  • PTAが係として活躍する
  • 体験模試の実施
など様々。情報公開に熱心な学校ほど一生懸命取り組んでいる。下にオープンスクールを実施している学校の一部をリストにしたが、各学校のHPを見ていただけば分かるように多種多彩なプログラムが組まれている。一例を挙げると
  • 戸板中学「キッズサイエンス3」は女子校ながら小3から男女問わず参加できるイベント。
  • 緑ヶ丘女子中学「ジュニアイングリッシュ」は全33回にわたる無料の英会話教室。
と、もはやオープンスクールの枠を超えた学校をPRしイメージアップを図ろうという活動をしている学校が少なからず存在する。

このように良いことだらけのオープンスクールだが注意しておきたいことがある。それは次の点だ。オープンスクールは楽しい体験ができるように組まれているもの。通うつもりのない学校のオープンスクールに行って、お子さんが気に入ってしまうとやっかいなことになる。

子どもは学校全体を見て善し悪し、向き不向きを判断することはできない。「楽しかったからこの学校に行きたい。」と言い出しかねない。それを逆手にとって受験に向かわせることもできるが、パンフレットや説明会である程度絞り込んでから、子どもと一緒に出かけるようにしよう。

オープンスクールを実施している学校の例

【私立小学校】
学校名実施日
聖学院小学校2005/6/2
成蹊小学校2005/7/1
帝京大学小学校2005/9/17

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【私立中学校】
明大付属明治 2005/6/25
戸板中学校2005/6/25
緑ヶ丘女子中学校2005/6/25
明大中野八王子中学2005/7/8-10
東京文化中学2005/6/18,7/18
川村中学2005/7/24,25

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