そこで、沢山の受験生親子を見てきた幼児教室の杉山先生に「合格したお子さんの親はどんな親なのか」共通点をお話し頂きました。杉山先生は指導暦24年のベテランで沢山の教え子の受験を支えて来られた先生です。
子供を冷静に見る事ができる親
冷静に我が子を見つめる |
(杉山先生、以下同様)まず第一に、子供を冷静に見る事ができる親ですね。(親バカでない事)ちょっと誉めると有頂天になったり、直して頂きたいことをお話ししても、「きょうはたまたま調子が悪かった。」などと真剣に受け取って下さらない親御さんでは、お子さんは伸びません。
やはりお子さんの良い点・悪い点を冷静に受けとめて家庭学習に活かす姿勢が大事です。
志望校を考えるとき学校をよく調べている親
学校について調べる |
口コミの情報には真実も嘘も含まれています。ですから、まず第一の情報ソースとして「学校説明会」へきちんと参加したり、学校から出ている出版物を読んだりして欲しいですね。また口コミでも在校生や卒業生の話は信用してもよろしいのではないでしょうか。正しい情報を集めて良く分析してその学校を理解していれば、願書への志望動機もとんちんかんなものになることはなく、また面接にも安心して臨めます。
礼儀正しく挨拶等、一般常識感覚レベルが高い親
生活習慣などについてはいかがですか?小学校受験では家庭における子育ての姿勢が問われます。当たり前のことですが、子どもの前で信号を無視したり道路にゴミを捨てたりしてはいけません。
衣服の着脱や歯磨き、手洗いなども家庭で普通に行って入れば気にすることは何もありません。最近夜型の子どもが増えているので、それは改めて欲しいと思います。
お子さんが6歳児としての挨拶や常識的行動ができるかどうかは、親御さんにかかっています。つまり親がきちんと挨拶ができて常識のある行動をしていれば、子どもはそれを見て真似をします。そういうお子さんは、より合格に近いといえるでしょう。
「ありがとう」が言える |
公共の場所でのマナーがきちんとできて、自然に「おはよう」「ありがとう」という言葉が出るような家庭であれば、受験準備の半分はできていると言ってもいいのではないでしょうか。
このお話しはまだ続きますので、近い内に第2弾としてお届けしたいと思います。ご期待下さい。
次回のキーワードは「目的意識」「情報力」「社会性」「熱意」「コミュニケーション」etc.です。