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2001/10/4 M小学校入試説明会
東京都下にあるM小の説明会へ行きました。学校最寄り駅からバス便なのですが、初めてなので安全をとってタクシーに乗りました。そうしたら運転手氏は学校を知らなくて、行きすぎてしまいました。
そこから戻ったために、1回メーターが上がる程度で着く所千円弱かかってしまいました。帰りにバスに乗ったら10分弱で着きました。バス便と言っても本数も多く、近いので不便さはあまり感じません。
ここは1977創立の若い学校です。校長先生・教頭先生共に他の学校に比べると若いです。そのためか一般社会の常識からかけ離れていない印象です。話しの内容も話し方も好感が持てました。
ざっと150から200人の間位の参加者でしたでしょうか。都心の学校に比べて、見学者の服装も紺や黒一色ではなく、公立学校の保護者会のようでした。でも少しも違和感有りませんでした。庶民的な度合いが強く感じられ、下町育ちの私には合っています。
説明会のオープニングで5年生による2部合唱が披露され、緊張を解いてくれました。物凄く上手いというわけではありませんが、一生懸命でハーモニーもついていて良かったです。この演出はGOOD!
その後校長先生から学校の特色や教育方針について説明がありました。自閉症児との混合教育を通して、個人の個性を認め合い思いやりの心を持つ、稲作やジャガイモ掘りなどを通して体験的な知識を身につける、これからの日本を担う子供達には表現力が必要なのでディベートなど取り入れ、自己表現の力を養うなど。
次に子供たちの様子をスライドショーで見せてくださいました。液晶プロジェクターを使って、おそらくパワーポイントのようなプレゼンテーション用ソフトで編集されたもの(BGM付き)に先生がリアルタイムでナレーションを付けていました。色々な行事、それも体を使った体験型の物が多く、実に楽しそうでした
。
募集要項の説明がその後に続きました。ペーパー・運動・表現・面接の各時間配分と概要について、それと試験以外でも引率の先生が子供の様子を見て学校に合った子供かどうかも観察するそうです。
表現は自分の好きな歌を歌うというもの。最近娘と一緒にお風呂で歌を歌ったりするので、丁度よかったです。ペーパーもテープではなく先生が問題を読む形式とのこと。その方が子供にとってもやりやすいと思います。応募者の多い学校では無理でしょうが。
説明会終了後希望者は10から20人ぐらいのグループで先生の引率により、授業と校舎見学に移りました。私のグループは偶々、見学済みの参加者が多かったのか、残ったのは数名でした。でもおかげでじっくりと説明も聞くことができよかったです。
引率のS先生はとても子供達に慕われている先生で、行く先々の教室で知っている生徒と言葉を交わしていました。こんな先生なら安心して子供を預けられると感じました。
各学年の教室を回りましたが、子供たちの表情・顔つきがとても良いのが印象に残りました。素朴かつ素直で、ひねた感じのする子供がいないのです。先生との関係もとても良好に思えました。それでいて目が生きていて、賢そうにも見えましたし、なんというか友達関係を重視するなら非常に良い学校だと思います。
勉強勉強でガンガンやる雰囲気はなく、ディベートやそろばん、美しい文字の時間、稲作りなどを通して身体的な智恵・知識を養うことに腐心しているようです。失礼ながら先生方も垢抜けていない方ばかりですが、安心感のあるところが好感が持てました。
総合的に見て私の中ではかなり良い印象で、有名でなくてもまだまだ良い学校はあるのだなと思います。中学入試などと言う目でみるとまた違ってくるかもしれませんが、初等教育のあるべき姿としては安心してお任せできると確信しました。