小学校受験/小学校受験学校情報

小学校の説明会に参加する時に見るポイントは? 小学校説明会3連発!(3ページ目)

小学校の入試説明会で話される学校の方針などは、パンフレットと説明会の内容は同じです。ではどこにポイントを置いて見学会に参加すれば良いでしょうか?3つの学校を例にご紹介します。

高橋 公英

執筆者:高橋 公英

学習・受験ガイド

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2001/09/14 H小学校入試説明会

 またもや小雨の降る中を、都内にあるHの説明会へ行きました。

 道が細く分かりにくいのですが、地下鉄の出口の選択が正しくて、表通りから入る道の選択さえ間違わなければ、ほぼ道成りですし途中に案内板もあるのでたどり着けると思います。J中学は電柱に沢山看板が出ていますけれど。(事前に地図を用意しましょう)

 受け付けを済ませると、学校案内などの資料の他願書まで頂けました。有料の学校も多い中で有り難いです。こちらはスリッパも用意されていましたが、やはり持参して正解でした。

公開授業は全学年の全クラスが解放されていました。オリジナル教材を使っているので、各教室の前に授業で使用するプリントが置いてあり、自由に取ることができます。
1年生の算数は繰り上がりのある足し算で、足す数を分解して足される数と合わせて残りを考えるという教え方をしていました。
9+3=9+(1+2)=(9+1)+2=10

を作り、
10+2=12

となると教えていました。

高学年はと言うと、円の面積の計算では3.14はパイと言う、パイが出てくる度に計算していると間違えやすいから、できるだけまとめて最後に掛けるなどと実践的な教え方をしていました。

生徒達はどの学年も元気で、机の並べ方などもきちんと並んでいなくても、先生も生徒もあまり頓着せずにいて、細かいことに拘らない雰囲気があります。また友達が間違った答えをしそうになっても、先生は「えーっと言ってはだめ」と発言者を尊重します。比較的若い先生もベテランの先生も、授業をリードする力量が感じられ、私は気に入りました。

S小の方が生徒に優等生的なイメージが強く、多少羽目を外すくらい元気な子向きはH小のような学校だと思います。
説明会では「慈悲の心」と、「高い学力」を育てることを目標にしていると話していました。

 最後に、最近はペーパーの訓練が行き届いていて、どの問題も7割程度の正解率があり、あまり差がつかなくなってきている。そこで今年からはペーパーの時間を半分とし、行動観察と児童面接を増やすそうです。さらにペーパーも子供自身が問題文を読んで解く形に変更するとのこと。そう言えば以前H小はその形をとっていたことがあり、字が読めるのが前提の学校は珍しいと思ったことを思い出しました。
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