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え、これも自動でしてくれるの!? 「ルンバ」最新モデルで掃除はここまでラクになる

アイロボットジャパンが「Roomba Combo 10 Max ロボット+AutoWash 充電ステーション」を発売。最大の進化は、吸引掃除と同時に行う水拭き掃除用のモップパッドを自動的に洗浄、乾燥まで行ってくれる機能を搭載した点。詳しく解説します。

安蔵 靖志

執筆者:安蔵 靖志

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アイロボットジャパンはロボット掃除機「ルンバ」シリーズの最新フラッグシップモデル「Roomba Combo(ルンバコンボ) 10 Max ロボット+AutoWash 充電ステーション」を発表しました。公式オンラインストア価格は19万7800円です。
アイロボットジャパンが2024年8月30日に発売したロボット掃除機のフラッグシップモデル「Roomba Combo(ルンバコンボ) 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」(公式オンラインストア価格19万7800円)

アイロボットジャパンが2024年8月30日に発売したロボット掃除機のフラッグシップモデル「Roomba Combo(ルンバコンボ) 10 Max ロボット+AutoWash 充電ステーション」(公式オンラインストア価格19万7800円)

最新モデルはどのような進化を見せたのでしょうか。細かく見ていきましょう。

水拭き用モップパッドの洗浄&乾燥機能を搭載

「Roomba Combo 10 Max+Autowash 充電ステーション」の最大の進化は、水拭き掃除用のモップパッドを自動的に洗浄し、乾燥まで行ってくれる機能を搭載した点にあります。
自動給水、自動ゴミ収集、自動パッド洗浄と乾燥、自動充電と再開を兼ね備えた「AutoWash充電ステーション」を搭載しました

自動給水、自動ゴミ収集、自動パッド洗浄と乾燥、自動充電と再開を兼ね備えた「AutoWash充電ステーション」を搭載しました

従来モデルの「Roomba Combo J9+」でもクリーンベースの給水タンクから本体への自動給水には対応していたものの、清掃後にはモップパッドを取り外して手洗いし、乾かす必要がありました。「Roomba Combo 10 Max+Autowash 充電ステーション」では、メンテナンスとして主に「給水タンクへの水の補充」と「廃水タンクにたまった汚水の排水」、「充電ステーション内の紙パックにたまったゴミを捨てる」という3つの作業で済みます。
AutoWash 充電ステーションの左上に給水用タンク、右上に廃水用タンクを搭載し、その下に自動ゴミ収集用の紙パックが備えられています

左上に給水用タンク、右上に廃水用タンクを搭載し、その下に自動ゴミ収集用の紙パックが備えられています

「Roomba Combo 10 Max+Autowash 充電ステーション」に付属する「AutoWash 充電ステーション」には、水拭きとパッド洗浄用の給水用タンク(容量約2L)と、廃水用タンク(約2.5L)が搭載されています。
こちらは従来モデルの「ルンバコンボ j9+」との比較。新たに廃水タンクを搭載したものの、最小限のサイズアップにとどまっています

従来モデルの「Roomba Combo j9+」との比較。新たに廃水タンクを搭載したものの、最小限のサイズアップにとどまっています

水拭き掃除を行う場合は、本体に給水用タンクから自動で給水してからスタート。掃除中に水が不足すると自動で充電ステーションに戻って補充し、その後中断した場所から掃除を再開します。
掃除が終了すると、モップパッドの洗浄と乾燥、充電ステーションのセルフクリーニングが毎回行われます

掃除が終了すると、モップパッドの洗浄と乾燥、充電ステーションのセルフクリーニングが毎回行われます

掃除が終了すると、充電ステーション奥に備え付けられた洗浄用のローラーが高速回転しながらモップパッドを洗浄します。モップパッドは弧を描くような形になっているため、前後に動きながら汚れを落とす仕組み。洗浄後の汚水は排水用タンクに排出され、送風によってモップパッドを乾燥させます。ほかのメーカーには温風で乾燥させる製品もありますが、送風乾燥の方が省エネな点で優れていると思います。

モップパッドの洗浄後にはセルフクリーニングが行われ、充電ステーション内の洗浄ローラーや細かいくぼみなどを自動で洗浄し、汚れやゴミの蓄積を防ぎます。

本体のダスト容器に吸引したゴミは、充電ステーション内の紙パックへ排出されます。紙パックには約60日分のゴミをためられるので、ゴミ捨ての頻度も少なくてラクラクです。

じゅうたんやラグを濡らさない点も同シリーズの強み

吸引と水拭き掃除が同時に行えるロボット掃除機はここ数年で急速に増えてきました。ですが、それらの商品にないルンバコンボシリーズの最大の強みは、「じゅうたんやラグを濡らさないこと」にあります。
ルンバコンボ 10 Max+AutoWashが掃除をしているところ

「Roomba Combo 10 Max ロボット」が掃除をしているところ

他社のロボット掃除機は全てモップパッドを本体下部に搭載しています。カーペットやラグを検知するとモップパッドを上部に数センチほど持ち上げる「パッドリフティング機能」を搭載する製品もありますが、毛足の長いカーペットやラグの場合、モップパッドで濡れたり汚れたりしてしまう可能性があります。

Roomba Comboシリーズの場合、モップパッドを本体上部に搭載しており、必要な時だけモップパッドを本体下部に装着して水拭きを行う仕組みになっています。カーペットやラグを検知するとモップパッドを上部に格納するため、いくら毛足が長くても濡らしてしまうリスクがないのです。
水拭き掃除を開始する前に、上部に格納したモップパッドを動かします

水拭き掃除を開始する前に、上部に格納したモップパッドを動かします アームによって本体下部までモップパッドが運ばれますアームによって本体下部までモップパッドが運ばれます

本体下部に装着したら水拭き掃除を開始します

本体下部に装着したら水拭き掃除を開始します

水拭き掃除をしているところ。ぱっと見では分かりませんが、よく見るとモップパッドが本体上部にないのが分かります

水拭き掃除をしているところ。ぱっと見では分かりませんが、よく見るとモップパッドが本体上部にないのが分かります

Roomba Combo j9+までは掃除後のモップパッドを自分で洗って乾かす必要がありましたが、「Roomba Combo 10 Max+AutoWash 充電ステーション」の場合、その手間もなくなりました。充電ステーションも含めて比較的コンパクトなのもあり、なかなか魅力的な製品に仕上がっているように感じました。
左が最上位モデルの「ルンバコンボ 10 Max+AutoWash 充電ステーション」(直販価格19万7800円)で、右が「ルンバコンボ 10 Max+AutoEmpty 充電ステーション」(直販価格16万8100円)です

左が最上位モデルの「Roomba Combo 10 Max+AutoWash 充電ステーション」(直販価格19万7800円)。右が「Roomba Combo 10 Max+AutoEmpty 充電ステーション」(直販価格16万8100円)です

ちなみに「Roomba Combo 10 Max」には、ここまで紹介してきた「+AutoWash 充電ステーション」のほか、自動ゴミ収集機能のみ搭載する日本市場向けの「Roomba Combo 10 Max+AutoEmpty 充電ステーション」(直販価格16万8100円)も用意されています。こちらのモデルは、モップパッドへの自動給水や自動洗浄機能を搭載していません。

レンタルで気軽に試すことも!

また、「Roomba Combo 10 Max ロボット+AutoWash 充電ステーション」は自社で提供しているサブスクリプションサービス「ロボットスマートプラン+」でのレンタルも用意されており、月額6980円から使用可能。ロボットスマートプラン+は半年ごとに月額レンタル料金が初月料金の5%引きになり、3年間支払うと自分のものになるプランとなっています。

同商品の場合、3年間の支払総額は22万1964円。一括購入に比べて1割ほど高くなりますが、レンタル期間の縛りがなくて気軽に試せることや、レンタル期間にわたって無償修理保証が付くことがメリットとなります。「自分の家族のライフスタイルに合っているか不安」という人は、まずレンタルでお試ししてみることをおすすめします。
   
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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