Q. 「ハンディファンは逆効果で、熱中症リスクが上がる」って本当ですか?
ハンディファンは正しく使わないと意味がない?
Q. 「最近は朝から厳しい暑さになることがあるので、毎朝のランニングの時にもハンディファンを必ず持っていきます。最近、ハンディファンを使うと熱中症リスクが上がると言われたのですが、本当ですか? ないよりはマシな気がするのですが」
A. 間違った使い方は逆効果になります。正しく使うことが大切です
夏の屋外での運動で、ハンディファンや冷たさを感じられるタオルなどの便利な製品は、もはや必須アイテムなのかもしれません。しかし、ハンディファンは間違った使い方をすると、涼しくなるどころか、熱中症を引き起こす一因になることが指摘されています。気を付けなくてはならないのは以下の2点です。まず、ハンディファンを体に連続して当て続けるのはよくありません。汗をかいても、体内にこもった熱を汗が奪う前に、風の力で素早く蒸発させてしまいます。結果として、汗による体温調節機能が妨げられ、熱が体内にこもったままになってしまいます。
次に、高すぎる外気温の中で、そのまま使用するのも逆効果です。外気温が35度を超える中でハンディファンを使用すると、ハンディファンからも高温の風が出ます。太い血管が走る首元に高温の風を当て続けてしまうことになり、これも完全な逆効果です。
もしハンディファンを上手に活用したいなら、濡れタオルを首に巻いたり、顔や体にミストを吹きかけたりした状態で使うのがおすすめです。他のアイテムとうまく組み合わせて、暑い夏を健康に乗り越えましょう。
さらに詳しく知りたい方は、「ハンディファンは危険?安全な暑さ対策のコツ・正しい使い方」をあわせてご覧ください。