人とつながりを持つことで、孤独を避け、心身ともに健康で充実した生活を送ることができます。今回は、お金をかけずに仲間を作る取り組みについてご紹介します。
気軽に仲間作りできる!「コミュニティー」ってどんなつながりを言うの?
老後を楽しく過ごすためには、健康管理や趣味の充実だけでなく、人とのつながりがとても大切です。孤独感を減らし、心豊かな日々を送るためには、コミュニティーの存在が欠かせません。コミュニティーとは、共通の興味や目標、価値観を持つ人々が集まり、互いに支え合いながら交流するグループのことです。コミュニティーに属することで、社会的なつながりを持ち続け、孤独を感じることなく充実した生活を送ることができます。
またコミュニティーに所属するために、お金はさほどかかりません。
コミュニティーの特徴は?
コミュニティーに以下のような特徴があります。●コミュニティーの特徴1:共通の関心や目標がある
コミュニティーのメンバーは、住む地域が同じ、趣味や関心が同じ、価値観が同じなど何かしらの共通点があります。具体的には、同じ地域に住んでいる、ガーデニング、料理、手芸、スポーツなど同じ趣味がある、保護猫、児童援助等、同じことを援助したいと思っているなどがあります。このような共通点が、メンバー同士の絆を深める要因につながります。
●コミュニティーの特徴2:相互支援する
コミュニティー内では、メンバー同士が互いに助け合う精神が重要です。もし、何か困っている人がいれば手を差し伸べ、自分ができることを積極的に提供します。そうすることで、信頼関係が築かれます。相互に認め合い、助け合うことで、孤独感を和らげられるのです。
●コミュニティーの特徴3:継続的な交流をする場が自然とできあがる
定期的な集まりやイベントを通じて、メンバー間の交流が深まります。たとえば、週に一度の集まりや、月に一度のイベントなど、継続的な交流の場が自然に生まれます。これに参加することで、日常生活にリズムが生まれ生活が活気付きます。
コミュニティーに加入するにはどうすればいいの?
お金をかけずにコミュニティーに加入する第一歩は、地域の公民館やコミュニティーセンターで行われているサークル活動や趣味の会に参加するのがよいでしょう。また、SNSやインターネットを活用して、オンライン上のコミュニティーに参加することもできます。たとえば、Facebookであれば「朝ドラを楽しみ隊」「女性のおひとり様旅」「Art倶楽部(美術館めぐり)」「日本の野生植物」などさまざまな趣味に特化したものがあります。
コミュニティーは作ることができる
ここまでの流れで、コミュニティーは加入するものと思うかもかもしれませんが、実はそうではありません。もしコミュニティーを探していて「どれもしっくりこない……」というのであれば、新しく作ることも可能です。自分自身でコミュニティーを作る場合は、以下のステップで進めるとよいでしょう。
●コミュニティーの作り方
・ステップ1:自分が興味を持っているテーマを決めます。
・ステップ2:同じテーマに興味関心のある人を探します。
・ステップ3:地域の公民館やカフェ、自宅、SNS上など、定期的に集まれる場所を確保します。
・ステップ4:何をするのか、どのくらいの頻度で集まるのかを決めます。たとえば、月に一度、テーマを決めて読書会を開く、または、週に一度、バードウオッチングしながら散歩するなどです。
・ステップ5:具体的な活動内容が決まったら、チラシを作成して地域施設の公共掲示板に貼ったり、SNSで告知したりしてさらにメンバーを募集し、活動を広げます。
まとめ
高齢者が老後を楽しむためには、お金をかけずに人とつながることが重要です。その際、身近なコミュニティーに参加したり、自身でコミュニティーを作ったりしてはどうでしょう。コミュニティーに属することで、孤独を感じることなく充実した日々を過ごすことができるでしょう。