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昨今の急速な物価上昇を受け、年金暮らしの世帯では「家計管理が大変……」と感じている方が多いかもしれません。節約は大事ですが、日々を楽しむのも大切なことではないでしょうか。日本は四季折々の美しい風景に恵まれており、季節ごとにさまざまな楽しみ方があります。今回は、お金をかけずに「自然を楽しむ」取り組みや工夫をご紹介します。
高齢者が自然を楽しむ方法1:バードウオッチング
バードウオッチングには、双眼鏡が必要と思うかもしれませんが、そんな特別な装備をしなくても楽しめる趣味です。まずは、身近にいる鳥の声に耳を傾けながら、その姿を探しましょう。「鳥って、いろんな鳴き声があるな」「あんな姿だった!」「あの鳥、なんていう鳥?」など、結構楽しめます。もし興味が湧けば、たまには遠出して野鳥観察もおすすめです。春と秋には渡り鳥たち、冬には越冬する鳥たち、夏には繁殖期の鳥たちが観察できます。野鳥の声に耳を傾けながら、静かなひとときを過ごすことで心が癒やされます。野鳥撮影にはマナーがありますので、ネットで情報収集した上で楽しむようにしてください。
高齢者が自然を楽しむ方法2:季節の花めぐり
季節ごとに美しい花を楽しむのもよいものです。まずは、散歩しながら、どんな花が咲いているのか観察してみましょう。春には桜やチューリップ、夏にはひまわりやあじさい、秋には紅葉やコスモス、冬には梅や椿を楽しむことができます。近くの公園や庭園を訪れて、季節の花々を観賞しましょう。スマートフォンにさまざまな植物のデータが参照できる「植物図鑑アプリ」を入れておけば、散歩中に見つけた花々にかざすだけで調べられます。植物アプリは、まずは無料のもので試してみるとよいでしょう。高齢者が自然を楽しむ方法3:地元の自然公園や保護区訪問
たまには、地域の自然公園や保護区に足を延ばしましょう。これらの場所では、自然の景観を楽しみながら、多くの植物や鳥、小動物が観察できます。緑の多い場所は森林浴ができる癒やしの空間です。自然の中で深呼吸をし、ゆっくりと歩くだけでもリラックス効果が高まり、気持ちが前向きになるでしょう。自然公園や保護区では、その場所で決められたマナーをきちんと守るようにしてください。
高齢者が自然を楽しむ方法4:農業体験
市民農園や地域の農業体験プログラムに参加してみるのもおすすめです。「園芸なんてしたことがない」「どうやったらいいかわからない」という人でも十分楽しめます。自分で野菜や果物を育て、作物を収穫する喜びはひとしおです。収穫した野菜はもらえますので、食べる楽しみもあります。また、他の参加者と交流することで新しい友人もできるでしょう。