現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住70歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:70歳男性同居家族構成:本人、妻(70歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:750万円
現在の貯蓄額:預貯金2500万円、リスク資産なし
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金39年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万円老齢厚生年金(厚生年金):14万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金60万円(年額)
「期待した年金額には遠く及ばず不満」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「自分が若い頃、国の話では国民年金と厚生年金の合計額で月額30万円になるような感じだったが、はるかに少ない金額になってしまっている。制度改正は仕方ないとしても国のやることは信用できない」と語っています。
ひと月の支出は約「25万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「食料品は週単位でまとめ買い」
現在は完全リタイアしていて定期的な収入はなく、年金で足りない支出については「貯蓄からの取り崩し」で賄っているそう。年金生活においては「食費を減らすために週単位の献立を考えてまとめ買いしている。光熱費も節約のためにエアコンはできるだけ使わず生活している」など極力、無駄な出費を抑えていると言います。
「厚生年金基金や個人年金で備えておけば」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「(年金の)上乗せになるような厚生年金基金とか個人年金とか」に加入しておくべきだったと回答。また「老後の為に道楽をせずにもっと貯金をしておくべきだった。食べたり遊んだりは(何も)残らないので、貴金属などを持てば換金できるので物が残る形での消費を考えるべきだった」とお金の使い方に関しても後悔しているそう。
年金生活の楽しみは「あまりない」と言う投稿者。「(年金)収入は増えないが物価が上がる」と不安な思いを語られていました。
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